自分がずいぶん若いときにテレビ放映で見ました。
思えば、この作品が自分のフランス映画のイメージを決定づけたようです。
当時は、監督が誰かも知りませんでしたが、コドモながらに強烈に哀愁を感じました。
マルセル・カルネ監督。
もちろん、フランスの名匠中の名匠の一人です。
毅然とした反ファシズムの気骨ある監督としても有名です。
個人的には、この作品以外では「
天井桟敷の人々 HDニューマスター版 [DVD]」はもちろん、「
嘆きのテレーズ [DVD]」が心に残っています。
(ただし、IVCから出ている「嘆きのテレーズ」は質的に満足のいくソフトではないと思います。)
このDVDですが、めずらしくなかなかプリント良好です。
白黒のコントラストもシャープで、時々コマ落ちがあるのが気になるくらい。
音声も聞き苦しい箇所はありません。
十分満足できました。
それと、これまた珍しく特典映像が入っています。
マルセル・カルネのインタビューを始めとして、嬉しい映像がたくさん入っています。
思い入れとしては、傑作というよりはまさに「名作」という称号がぴったりな作品。
カルネ監督の流麗なカメラワークと素晴らしい語り口。
恋人のふたりから橋を通り抜ける最後の長いワンカットが忘れられません。
是非この素晴らしきフランス映画を多くのひとに見てほしいと思います。