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北への旅
 
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北への旅 [単行本]

椎名 誠
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商品の説明

内容紹介

東北地方でも、青森・秋田・岩手の三県を「北東北」と呼ぶ。
陸奥のさらに奥。そこには、なつかしい風が吹いている。
どこかで見たような風景、どこかで出会ったような人々……それらが「しん」とした佇まいをもって、訪れる人を包んでくれる。
世界中を旅した紀行エッセイで知られる著者が、日本国内でお気に入りなのが北東北。
カメラを携えて4年にわたり各地を訪ね歩いた軌跡を、写真とエッセイでみずみずしく紙上に再現する。
「角館。はるばるきたけど日曜散歩。」「のどかな八戸の朝市場通り」「雨の小岩井農場敗走の記」などの興味深いテーマで、
思わず引き込まれるモノクロ写真と、シーナ節全開の楽しいエッセイで時間を忘れて読み進んでしまう。
北東北エリアマガジン『rakra(ラ・クラ)』に連載した記事に、本書のための特別取材「津軽半島をいく――ひとまわり撮影紀行」を加えて編集。
北東北の人はもちろん、全国の人におすすめしたい一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

北東北(青森・秋田・岩手)に魅せられたシーナが、カメラ構えずんずん北へ…。心癒されるフォト&エッセイ。特別取材「津軽半島ひとまわり撮影紀行」掲載。

登録情報

  • 単行本: 230ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2010/5/15)
  • ISBN-10: 4569772285
  • ISBN-13: 978-4569772288
  • 発売日: 2010/5/15
  • 商品の寸法: 19.4 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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形式:単行本
椎名氏が北東北(青森・岩手・秋田)を旅しながら撮影した写真に短い文章を添えた本である.
最近は,政治や社会の暗部をテーマにしたような本ばかり読んでいたが,久しぶりに“詩情”ある本を読んだような気がする.
たまにはこういう本も読まないと「ミイラ取りがミイラになる」ように,自分の感性もひからびてしまう.
椎名氏の文章はかつて「昭和軽薄体」と揶揄されたこともあったが,文体はどうあれ,紙背から読み取れる椎名氏の感性が私は好きである.
その感性とは例えば,
『野辺の花が荒れ野に吹く風にはげしく揺れているときなどは,そこに居合わせたことに感謝する.
また今年も,たくさんの若い花の生命に触れることができた,という喜びに満足する。
そして今年もそういう旅ができたことを感謝するのである.』(p167)と感じる感性であり,
『ひとけのまったくない荒々しい北の海岸を今自分は一人で独占していた.それだけでも贅沢なことであった.』(p229)と感じる感性である.
美味しいものを食べ歩いて温泉に入るというだけの旅番組,ガイドブックに載っているような観光地を騒々しく巡るだけの旅,軽薄とはそういうものをいうのだ.
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