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化粧と人間―規格化された身体からの脱出
 
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化粧と人間―規格化された身体からの脱出 [単行本]

石田 かおり
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,520 通常配送無料 詳細
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

石田 かおり
博士(被服環境学)・駒沢女子大学人文学部准教授・資生堂客員研究員。現在の専門は哲学的化粧論・身体文化論。1964年生まれ。横浜市立大学文理学部文科卒業、お茶の水女子大学大学院修士課程修了、同大学院博士課程単位取得。この間一貫して西洋哲学(現象学/フッサール)を研究。1992年株式会社資生堂入社、化粧文化研究を開始。学習院女子大学・日本女子大学・早稲田大学にて非常勤講師を経て、2000年度より駒沢女子大学専任教員と資生堂客員研究員に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 214ページ
  • 出版社: 法政大学出版局 (2009/01)
  • ISBN-10: 4588682105
  • ISBN-13: 978-4588682100
  • 発売日: 2009/01
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 倒錯委員長 トップ500レビュアー
形式:単行本
本書『化粧と人間』は儀礼的なものから個人の趣味の領域にシフトしている現代の化粧文化に
ついて、教育的な提言をしようという試みだ。

言っていることははっきりいって陳腐だ。内容は「分析」の前半と「提言」の後半のふたつに分け
られ、まず前半において著者は、近現代の美容・化粧文化での美的価値基準を若さと均質さに
固執する「ファストビューティー」であったと評す。これはよくあるフーコーの「従属する身体論」の
亜流で、近代に入って労働力として人が規格化されていくというプロセスに化粧文化もあてはま
るというのだ。

この時点で真面目に読む気がなくなるが、それでもガマンして読みすすめると、後半が著者自身
による「提言」だ。彼女はそんな既存の美に対抗して、これからは「人それぞれ・年それぞれ」の
美を各々が主体的に楽しむ「スロービューティー」なのだと提唱する。要するに、個性的な美を追
求しろ、というのだ。

しかし、現代の売り文句はだいたい「個性」や「多様性」だ。すでに若い子は、「個性的であれ!」
という「命令」を子供のころから浴びるようにうけている。第一、書いていて「個性教育」という言葉
の語矛盾に、著者自身は何も違和感を抱かないのか。僕は「カレー味のウンコ」以来の違和感を
抱いたぞ。それに若年層の化粧を放っておくとマズいという著者による一つの価値判断それ自体、
一つの研究対象になりうると思う。

著者は、教育機関も古典芸能のような最低限の化粧の「型」は教えておくべきだとするが、サブカ
ルに対し行政がトップダウン式の介入をしておサムい失敗を繰り返すのを見るにつけ、これはうまく
いかないんじゃないかな。強いてあげれば学校がすべきは、本書でいう「自然科学的基礎知識教
育」くらいで、コンタクトを何日もつけっぱにして感染症になったり、若い子は医薬品や肌につけるも
のの管理がとにかく杜撰だ。ほっておくとマズいので、その点は教育すべきだと思う。
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6 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
化粧と規格化 2009/2/14
形式:単行本
 元々は博士論文とのことで、著者の視点や意見が明示されているわけではありませんが、是非これを発展させた次回作に期待して星5つにします。

 化粧、美容、そしてスキンケアに関してと、テーマの幅は広く、核心的なトピックにも触れていますが、紙数の関係か著者のインサイトや提案が読めないもどかしさはあります。ただ、見た目差別は色々なレベルであることは事実ですし、見た目年齢を若く保とうとする「規格化」が世の常識となり、それが歪みの基となっている指摘はもっとも。

 化粧はするけど、必ずしも「美」を求めているとは限らない女性一般とメトロセクシャルの違いなど、それだけで新書が書けてしまいそうなテーマだと思いました。
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