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包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書)
 
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包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書) [新書]

天童 荒太
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (55件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

『家族狩り』『永遠の仔』の作者が、この時代に生きる人たち、特に、いまの社会が生き難いと感じている若い人たちに語りかける、6年ぶりの書き下ろし小説。

内容(「BOOK」データベースより)

傷ついた少年少女たちは、戦わないかたちで、自分たちの大切なものを守ることにした…。いまの社会を生きがたいと感じている若い人たちに語りかける長編小説。

登録情報

  • 新書: 192ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (2006/2/7)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4480687319
  • ISBN-13: 978-4480687319
  • 発売日: 2006/2/7
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.6 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (55件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 206,496位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
 この作品はおそらく著者の代表作とはならないだろう.重厚なテーマで重く心に突き刺さる「永遠の仔」,家族という存在を様々な視点から鋭く描いた「家族狩り」の両作品には内容,分量とも遠く及ばない.それでも私はこの作品は大好きだ.

 今の日本で,本当に大切な,皆が切実に考えなければならない問題は何なのか.文盲なC調系のマスコミに多くは望まない.それにしても,今現在報じるべきことは,IT社長の動向や,タレントだか政治家だかわからないような人々の言動や行動ではないだろう.また,取って付けた様に社会に潜む闇を第三者的な立場から論じた所で,一体それが何になると言うのか.

 天童荒太はそんな私の持っている不満に対して一つの回答を示してくれた.完全な回答ではなく,明確でもないが,とても優しく,大切な回答だった.
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぷりうす トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:新書
『巻けます、効きます。人によります』

人が心に傷を受けた場所に包帯を巻くことで、心の傷を少し癒す、という活動を行う「包帯クラブ」の結成の物語。

天童さんの『永遠の仔』を読んだとき、そのあまりにも理不尽な運命による痛みにもだえ苦しむ子供たちの姿に、心を揺さぶられた。

本作では、そのような「強大な運命の重圧による癒されがたい痛み」ではなく、僕たちが誰でも持っているような、でも本人にとっては無視しがたい「痛み」に光を投げかけている。

世界中には飢えや戦争、貧困に苦しんでいる人たちがいる。それに比べれば、こんな痛みなんてなんてこと無い・・・理屈ではそう分かっていても、今、ここで、自分が感じている痛みを癒すことはできない。

「こんなことで悩むなんて、若者はひ弱になった」「こんなことは戦争の苦しみに比べたらなんでもない」などと大人たちは「弱い」若者たちを責める。しかし、貧困とともに希望も失われてしまった現代社会で、若者たち(たぶん大人たちも)が抱える痛みは、戦争や病苦に匹敵する痛みなのかもしれない。

ちょっとした痛みにも耐えられない人の弱さ。でも、この弱さに向ける著者の視線は暖かだ。

天童さんの他の著作とは違い、あっという間に読める本。シリアスさは低めだが、多くのことを考えさせられる。特に主人公と同年代の方におすすめ。

なお、ラストの「ワラ」のツンデレ発言は必読。微笑ましい限りです。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
包帯クラブの活動内容は「誰かが傷ついた場所に包帯を巻く」ただそれだけ。ただそれだけの行為ですが、これがびっくりするくらい心に効きます。本の中でいろんな「傷ついた場所」に包帯が巻かれていくのを読むと、まるで自分の心も一緒になって癒されていくよう。

それにしても、そもそも私たちはいつから「癒される」ことをこれほどまでに必要とし始めたのでしょうね。「傷つくこと」を極端に恐れるようになったのは一体いつからでしょう?

昔はきっともっと「戦っていた」はずです。傷つくことを恐れずに、大切なものを守るために、必死で。
でも「包帯クラブ」を結成したワラやタンシオたちは、戦うことを放棄し、ただひたすら傷口に包帯を巻くことを選択します。

なんという諦観。高校生にしてすでに、戦うことの無意味さに気づいてしまうほどの「苦い経験」をせざるを得ない現代の日本。胸がつまります。

大切なものを守ろうとして戦ってきたけれど、結局は大切なものをたくさん失ってしまった、そんなあなたに。この包帯はきっと効きますよ。
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投稿日: 11か月前 投稿者: 黒連星
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投稿日: 14か月前 投稿者: おばちゃん
気持ちのよい読後感
家族狩り、があんまりグロかったのでどうしようかと思っていたのですが
コチラは大変読みやすかったです。... 続きを読む
投稿日: 18か月前 投稿者: 山城 花織 
この本を、清々しいファンタジー小説と評したい。
主人公ワラは女子高校生。
両親は離婚し、母と弟の三人暮らし。
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投稿日: 23か月前 投稿者: ER
若い人にお勧め★
とことん暗い。
見方によっては少年少女の傷を一つずつ記述していく感じ。... 続きを読む
投稿日: 2010/4/24 投稿者: dance3
10代の代わりに言いたい
物足りない。10代にもわかりやすくと心がけたにしても、
だからといって物足りなくてよいはずはない。発想が良いのに失速している。... 続きを読む
投稿日: 2009/10/28 投稿者: 羊の水
天童荒太のジュブナイル小説
作者の以前の作品とは異なり、明らかに読者を若者にしぼって書き下ろした作品だと思います。今までの作品のような暗く、重苦しい雰囲気はありませんが、未成年だからできる無... 続きを読む
投稿日: 2008/6/5 投稿者: kirin70
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投稿日: 2007/10/3 投稿者: artsetjp
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僕好みの青春小説でした。
主人公の女の子の心理描写なんて見事だなぁ、と。... 続きを読む
投稿日: 2007/9/26 投稿者: teeakira
誰もが伝えて欲しいもの
この小説は題名の通り、包帯を巻くという行為が重要ではあります。心の傷を受けた場所に包帯を巻き、... 続きを読む
投稿日: 2007/9/22 投稿者: 5bream
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