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勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか
 
 

勾留百二十日  特捜部長はなぜ逮捕されたか [単行本]

大坪 弘道
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

フロッピー改竄事件で犯人隠匿の罪に問われ逮捕・起訴された大阪地検元特捜部長・大坪弘道氏の手記です。
 逮捕する側が逮捕される側に墜ちる。これまで数々の事件を指揮、本丸に迫るために、多くの人間を逮捕・起訴してきた検事が、手錠をかけられ、まったく逆に立場におかれたときに何を考えたのか。
 特捜部長として捜査を指揮し、厚生省の村木厚子局長を逮捕・起訴した郵便不正事件。実はその証拠が主任検事によって改竄されたものだと朝日新聞が報じてから、自身が逮捕されるにいたるまでつけていた9日間のメモ、さらに、拘置所に120日にわたって勾留された際の日記をもとに、大坪氏自身がボールペンをいくつも潰しながら書き上げたものです。
 最高検に報告に上京した際に、ホテルを訪ね、取引をもちかけてきた大物ヤメ検も実名で登場、手のうちの全てを互いに知り尽くした最高検での取り調べの心理戦。長引く勾留で出てきた拘禁症状。家族の支え。山口地検時代に広島高検検事長だった吉永祐介氏に見いだされ、大阪地検特捜部に抜擢されるまでの検事としての青雲の志。何がどう誤ってしまったのか。逆の立場になって初めてわかった村木氏の思い。これまで逮捕起訴して有罪になった人からの支援。
 少なくともこの本には、これまで世の中には知られていなかった大坪特捜部長自らの懊悩と思考の経過が正直に書かれています。
判決は来年3月、これまでこうした手記の出版は判決に不利になるからと、判決後に出すのが普通でした。公判が続く中での被告の手記の出版という意味でも極めて異例。覚悟の手記!

登録情報

  • 単行本: 308ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/12/16)
  • ISBN-10: 4163749608
  • ISBN-13: 978-4163749600
  • 発売日: 2011/12/16
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (15件のカスタマーレビュー)
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16 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
正義とはこういう形態しかとらないという見本のような本。まさしく自分(大坪元部長)が厚労省の村木さんにしたことはストーリーを描き、村木さんを悪人にする(有罪にして収監する)ことだった。本書の中で自分(大坪元部長)は全く同じ立場(逆の立場)に立ってどのような寛容性や正義への洞察にいたったか非常に興味があったので購入した。にもかかわらず、本書の中ではそれには全く言及されていない。というか、この期に及んでも、自分(大坪元部長)だけは間違いは犯さない。さらに自分が描いたストーリーで翻弄された彼女(村木さん)は完全に有罪(自分の描いたストーリと同じ)とこの期に及んでも、そう思って書いている文章がいたるところで散見される。そして、今まさに自分(大坪元部長)が逆の立場になって、憤り、憤慨し、家族愛を描いている。まるで悲劇のヒーロー気取りだ。アメリカはアメリカの正義を主張し、ムスリムはムスリムの正義を主張し、自分自身他者に行った非道、悪行、仕打ちを、今度は逆の立場で相手からされたら、自分を棚にあげて憤慨する。正義の本質はそこにあることを筆者は全く気づいていない。

正義とは勝利(この本には勝つ、負けるという概念で統一されている)と同義であることが良く描かれている。
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20 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By KuRo
 例の冤罪と言われる村木氏を起訴した側の責任者が,逆に逮捕.起訴された事件本である.
 国家権力を敵に回した佐藤優の「国家の罠」同様,脅し,すかしで精神的に追い込んで容疑者から調書を取るという方法が克明に記述されていて一気に読んだ.たとえ特捜部元部長でも同様の手段で追い込まれれば,ひとたまりもないんだなぁというのがよくわかった.そのあたり佐藤優や鈴木宗男の方が骨太の印象を受けた.
 それはさておき,例の村木氏の事件であるが,前半部分では,未だに無罪になったことに未練があるような記述がある一方,後半では不当に勾留したことを申し訳なく思っていると記述するなど矛盾を感じた.実際,無理筋のところを村木氏を起訴したのであれば,この事件とは別に,やはりこの人の責任は逃れられないように思う.
 それと後半部分のこれまでの著者のお手柄や回想録は蛇足であるように思う.
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30 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Gori トップ500レビュアー VINE™ メンバー
前半、筆者が拘置中、検事と対峙する部分は面白いが、
かつての自分の業績を述べる部分になると私の興味は極端に減じた。

取り調べで
検察は自分が書いたストーリーに当てはまるように事件を仕立ててゆくと言うが、
それは著者自身もやってきたことではないのか。
たとえ冤罪ではないのかと疑っても、それをやるというなら、
これは「検察は無謬だ」という組織的構造的な検察の問題である。
著者の主張が正しければ、その問題が著者を巻き込んだということになる。
敗軍の将は兵を語らないと言うが、この筆者語り過ぎである。
私が一番知りたいのは村木厚子氏を起訴しようと思った検事の心の動きである。

ところで、本書の一番の感想は次のようなことである。
「検察官の抱く恐るべきプライドに私は身もすくむ怖さを覚える」
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ただのあほなのか。
読んでいて、くだらなくて、流し読みしました。
この人、自分がしてたことは、正しくて、
自分がされたら、間違っているという。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: 竹田翔丸
泣き虫べそかき特捜部長
 いわゆる「村木事件」のフロッピー改竄の監督責任で逮捕された元特捜部長の手記。120日の本人の記録であるから、割とだらだらした日記のようなもの。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: blackstar
元公安部長三井環氏と同じ立場になるとは因果は巡るって事かな
前半の自分自身が検察に取り調べられる部分は実際に事件を扱ってた当事者が
逆の立場で苦悩する様子が描かれており一気に読めたが、それ以降自分を... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: kyoncy
生きることの意味を考えさせられる本
... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: suyo
同門ですが。
大坪さんも、自分が逆の立場になってやっと人質司法の恐ろしさがわかったようですね。学部時代は渥美先生から刑訴法を習ったであろうが、マックナブ・マローリールールの大切... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: ユスティティア
本書が書かれた思惑などは措くとして。
2012/1/4読了。... 続きを読む
投稿日: 4か月前 投稿者: londonpenguin
組織に捨てられた男、それにしても……
 厚労省の村木局長事件で捜査を指揮した元大阪地検特捜部長。部下の検事による証拠捏造という... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: 仮面
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