勝間さんによる「ビジネス思考力」の本とあって、書店にて手にとってみた。不安になった。内容紹介を事前に見ていて内容が盛りだくさんだと思っていた。その割には薄い。(ページ数が少ない)実際に中身を見ると、内容も薄いことが分かった。ある程度ビジネス思考の類の本を読んだことのある人なら、すぐに読めてしまう。私がそのままレジに行くことはなかった。本書で学べる内容を見てみよう。
1. 的確な意思決定をするための、仮説の立て方。正しい問題設定の方法。
2. ロジカルシンキングの基礎となるMECE、ロジックツリーの作り方。
3. メディアにのっていない事実の探し方。
4. 集めたデータの効果的な分析の方法。
5. ピラミッドストラクチャーによる効果的なプレゼンの作り方・・・e.t.c.
こんなに盛りだくさんなのに、ページ数はたったの112ページ。一つのトピックでも一冊の分厚い本があるほどです。1に関しては齋藤嘉則さんの名著があります。2に関しては、バーバラミントや照屋華子さんの名著、4に関しては斉藤顕一さんの名著がそれぞれあるんです。他にも大前研一さん、中川邦夫さんの名著があります。お気づきの通り、いずれもマッキンゼー出身の方々です。新人もそうでない方も、ビジネス思考力を養うのなら、本物をそろえたほうがいいです。(本書がビジネス思考の偽物というつもりは毛頭ないです)本物は難解です。しかし本書は残念ながら、その難解な名著の理解の手助けにもならないと思います。
「基礎力養成編」がこの内容では、今後出るであろう「応用編」に期待できるはずもありません。