そもそも、この二人のターゲットにしている読者層が全然違っているので、
議論が成立していない。
香山が言うような、努力をしたくても自己投資をするような資金がなかったり、
精神疾患で努力どころでないような人を、勝間は本音の部分では読者層として
はなから対象にしていないのである。
しかし、香山が言うように、勝間和代は努力が万能であるかのように
あまりに努力の効能を強調しすぎており、勝間がすすめるノウハウは決して
万人にとって有効なものではない。
一体勝間が説くような努力の果てにいったい何があるというのか。
年収が10倍もアップするなんて言うことが現実にそうそうあるわけが
がないわけだし、勝間は努力をしても叶わない現実もあるということを正直に
言うべきだろう。
本が売れさえすればよいというその姿勢は、金の亡者としか言いようがない。
一方、香山も医者になるほどの人で、本を何冊も出版するよう人なら、
本当は人一倍努力してきているはずであり、自分が反勝間的の代表であるか
のような主張もどうなのか。
香山の質問である、努力で幸せになれるかの回答は簡単である。
努力して幸せになれることもあればなれないこともある。
従って、不毛な論争にしかならないのは当然。
実際、だらだらとわけのわからない議論(井戸端会議)を最後までやって
いるなという読後感しか残らない。