ブルーディスクで出たので購入した。20数年ぶり通算3度目の鑑賞となった。
中学生から映画好きで、傑作ということで大昔、期待して見た記憶がある。
当時の感想も、今までにないようなテンポで斬新な映画との印象はあるが、ストーリー自体はありきたりで、
今回の鑑賞も見終わった後の印象は同じであった。
しかし、あのゴダールが映画的テクニックは斬新だが、おしゃれなセリフを散りばめただけの映画を撮るとは思えなく、少し考えてみた。
そしてこの映画は主題は、結構単純じゃないかと思い当たった。
ゴダールは左翼である。資本主義には迎合しない。
そしてこの映画の主人公は「アホなフランス男」と「自分の事しか考えないアメリカ娘」。
単純な構図であった。資本主義の象徴としてのアメリカ娘。
だからアホなフランス男は娘に振り回されて、裏切られて、最後の最後に「うんざりだ」と言う
(以前の字幕は「最低だ」だったような記憶が・・・・この解釈にはこっちの方がふさわしいのに)。
そしてだめ押し的に警官が娘に向かって言う「あんたのことだよ」と。
この言葉はゴダール自身がアメリカに向かって発した言葉なのかなと・・・。
この映画は、テクニカル面での賛辞ばかりで、他は「かっこいい」だの抽象的な論評しか聞かないけど、
ゴダールは本当に、そのような表面的なだけの映画を撮ったのだろうか?
ゴダールが口を開くとはないだろうから、推測するしかないのだけど。
自分の解釈にも100%の自信はない。破綻している点があればご指摘、大歓迎である。