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最も参考になったカスタマーレビュー
27 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
『勝つために戦え!』は3種類出版されいます。,
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レビュー対象商品: 勝つために戦え!〈監督篇〉 (単行本(ソフトカバー))
『勝つために戦え!』というタイトルの本は2011年4月時点で3冊出ており、アマゾンのレビューでは、機械的な問題か人為的なミスなのかは分かりませんが、それぞれのレビューが独立しておらず、混乱状態になっているようです。
このため、3冊の違いと、それぞれのレビューを書かせていただきます。(3冊分のレビューのため長文ですが、ご了承ください。) 出版年順に並べると、以下のようになります。 『勝つために戦え!』エンターブレイン 2006年03月 発行 ISBN 978-4-7577-2668-0 『勝つために戦え!監督篇』徳間書店 2010年02月 発行 ISBN 978-4-19-862916-8 『勝つために戦え!監督ゼッキョー篇』徳間書店 2010年09月 発行 ISBN 978-4-19-863007-2 (簡便のため、ここからは3冊を『無印』『監督』『ゼッキョー』と略します。) 『無印』は、当時メディアなどで「勝ち組、負け組」が流行語となり、とりわけ若者がこのどちらに属するのかを気にする気風を受け、映画監督である押井守に「勝敗論」を語ってもらおうという趣旨のもと聞き手・野田真外氏で『エース特濃』03年6月号から連載が開始されました。連載誌休刊後、web連載になり05年12月に連載終了、書き下ろしを加え06年3月にエンターブレンより単行本化されたものです。 内容や語り口は、当時押井監督が熱中していたサッカーやドラクエの勝敗論を語ることで、読み手に「真の意味で『勝つ』『負ける』とはなんなのか」を悟ってもらうという形式になっています。 そのため、映画について語ることが少なく、テーマは勝敗論で共通しているのですが、他2冊とはまったく異なる内容となっています。 押井監督独特のスポーツ観やゲーム観が惜しみなく語られ、とても興味深いのですが、内部事情に詳しい映画について語った他2冊と比べると、門外漢の感は否めず、多少見劣りします。 ページ数、装丁、紙質、文章構成も他2冊異なり、個人的には読みにくいと感じました(紙が分厚くごあごあ、野田さんと押井監督で書体が違ううえに書き出しの位置も違う etc)。 押井監督のファンならおもしろく読めるのではないでしょうか。 星をつけるなら、以上をふまえて★★★とさせていただきます。 『監督』は、「映画監督の勝敗論に絞って前著の続編を」という依頼のもと、雑誌『COMIC リュウ』にて聞き手・野田真外氏で08年4月に連載開始、09年7月に全15回で連載終了したものに、鈴木敏夫プロディーサーとの対談と、「キャメロン補講」が加えられ、10年2月に徳間書店より単行本化されたものです。 内容は、各章ごとに話題とする映画監督が決められ、「その監督にとっての勝ちとはなにか」「はたして勝てたのか」などを語っていきます。宮崎駿からゴダールまで、国籍・年代・ジャンル不問の痛烈な押井節が展開され、まさに職業監督・押井守の本領発揮です。実際に面識のある監督についても大いに批評していますので、読んでるほうも緊張します。 『無印』とはまったく趣が異なりつつも、「勝敗論」という軸はぶれていません。 ページ数も多くなり、文章構成等も改善されたと私は思いました。 異論はあれど、映画好きなら読める内容だと思いますので、評価は★★★★とさせていだきます。 『ゼッキョー』は、完全書下ろしで『監督』の続編として徳間書店から10年9月に単行本化されたものです。聞き手として新たに編集部の大野氏を加え、前回名前の挙がらなかった監督の勝敗論を語っています。 内容は、7章構成になっています。 第1章 監督仕分け 海外篇 第2章 海外監督篇(上) 第3章 海外監督篇(下) 第4章 監督仕分け 国内篇 第5章 国内監督篇 第6章 みんなの勝敗論 番外 勝つために戦え! スタッフ篇 体系的、というと大げさですが、前2作と比べると、章立ての段階からかなり考えて作られているように感じます。聞き手の大野氏加入の効果か、前回よりもさらにディープかつ詳細に押井監督が語り、シリーズ最高の内容だと思います。よって評価は★★★★★とします。 シリーズ全体の評価(全巻を定価で買ったときの評価)は、★★★★といったところでしょうか。3作とも同じレビューが表示されてしまう現在、星付けはこれに準じて付けさせていただきます。以上、長文を失礼しました。
22 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ここに描かれているのは,
By 脳 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 勝つために戦え! (単行本)
何を得るために、何と戦い、何を持って勝利とするかを定義してことに及べと、サッカーとドラクエとアニメ業界と自らのフィルモグラフィを喩えに語ってくれるアニメーション監督の姿。
エンターティメントなインタビュー。 雑誌にもwebにもない語りおろしがある。 おもしろい。 だが、これがあの無愛想な小声で囁かれていたのかと思うと怖くもある。西尾鉄也の「全く関係ない」挿絵がそこを救う。どれくらい「全く関係ない」というとイノセンスの映画的裏番組の宣伝してたりとか。 おもしろい。
18 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
押井守の戦略、映画観,
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レビュー対象商品: 勝つために戦え!〈監督篇〉 (単行本(ソフトカバー))
COMICリュウにて連載された、古今東西の映画監督を引きあいに、押井守が映画監督にとっての<勝利>を語ったインタビュー集。
単行本化にさいして、鈴木敏夫との対談も収録している。 では押井守にとって、映画監督の<勝利>は何かというと、 「映画監督の勝利条件ってなんだっていつも言っているけど、それは僕に言わせれば次回作を撮る権利を留保することなんだよ」(本書48ページ) と本人も語っているように、いかに映画を撮りつづけるか、ということだ。 それをもとに押井守は、さまざまな監督の勝敗を論じている。 <勝利>のよしあしはもちろん、取り上げる監督への評価をふくめ、 「なるほど」、「それはちがうんじゃない」、「よくそんなことが言えるな」 と、人によって本書の評価はさまざまだろう。 それでもインタビューを読むうちに、 いかにして押井守は現在のポジションを得るにいたったか、そのためにどのような行動をとり作品をつくってきたか、 という押井守の戦略がうかがえる。 また、映画関係のエピソードもたくさんあり、映画にたいする押井守の考え方も知ることができる。 なので、押井守のファンなら楽しめる本だとは思う。 個人的におもしろかったのは、 『アバター』の公開をうけて補講もついた「第二回 キャメロンの冒険」、 「愛の拷問にかけたいぐらいだよ」という発言が飛び出す「第十回 樋口真嗣の理論」、 押井守が『マトリックス』の感想を語る「第十四回 ウォシャウスキーの趣味 デル・トロの戦略」、 でしょうか。 また、今回も西尾鉄也がイラストを担当。かわいいオシイヌが見られます。
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