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勝っても負けても 41歳からの哲学
 
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勝っても負けても 41歳からの哲学 [単行本]

池田 晶子
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

この世で人が死ななかった日が、一日でもあっただろうか――。自分が存在することの不思議、生きることの意味を問い直す、大人のための哲学エッセイ第二弾!

内容(「BOOK」データベースより)

人生とは何か。大切なのは、結婚?お金?名声?出世?生きる意味を問い直す、大人のための考えるヒント。

登録情報

  • 単行本: 175ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/8/25)
  • ISBN-10: 4104001074
  • ISBN-13: 978-4104001071
  • 発売日: 2005/8/25
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
 著者にとって哲学は、何か特殊な学問ではありません。生きているとはどういうことか、自分であるとはどういうことか、誰にも共通の当たり前のことを考えることです。

 ただし、当たり前のことを考えるとは、別の言い方をすれば、自分がそうだと思い込んでいることを疑うこと。これが簡単なようで、実はけっこう難しいから、普通の人、俗世間の人はなかなか真理に到達しない、と著者は考えている(らしい)のです。

 そんな著者が吐き出す言葉には、「あんたたちに何が分るっていうのさ」というような高みから人を見下すような響きがあります。

 そんな高慢な著者の本ならすぐに閉じてしまえばいいように思うのですが、言っていることがいちいちごもっともで、言葉の刃がこちらに降りかかってくるかもしれないのに、ついつい先へ読み進んでしまうのです。

 曰く、

  一回きりの人生、思いきり楽しまなくちゃ損だというのは、ある意味

  では正しい。しかし、快楽が目的化すると、人間は馬鹿になるのであ

  る。

 JR西日本の脱線事故についてインタビューを受け、言ったのは、

   いつものことながら、マスコミは大事故が大好きである。(中略)

   そうやって、盛り上がって、酒を飲んだのはあんた方も同じでしょ

  うが。

   私は思った。やあ今日は特ダネがとれたと、あんた方も酒を飲んだ

  んでしょうが。

   他人の不幸を酒肴にする、いやそれを生活の糧にしているという点

  では、JRよりもタチが悪い。JRが事故を起こしてくれたから、あ

  んた方の仕事は成立しているんでしょうが。

 いやいや、なんと強烈な御仁でしょうか。

 反発しながらも、ついつい最後まで読んでしまう。本書は、そういう本です。
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By dream4ever VINE™ メンバー
形式:単行本
週刊新潮のコラム、2004−2005、41歳の哲学の続編

連載と言うことだろうか、かなり下世話な話にも池田節炸裂と言う感じで面白い。
携帯も持たず、パソコンも触らず、テレビもあまりみない池田女史が想いのままに世間を切る。やはり養老孟司さんに似ていると思う。

言葉と言うありふれた記号の大切さを、ネット上のブログなどのタメ口的な感情的な言葉と対比して、顔が見えないと言えない言葉が理性の言葉と指摘する。そして「私は、顔がみえなくても、いや顔が見えないからこそ、理性の言葉のみを書くように努めているが、これは慣れると、清々しいものですよ。言葉を大事にするということは、自分を大事にするということに他ならないのですから」p16
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43 人中、34人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By niza
形式:単行本
 「週刊新潮」連載のコラム「人間自身」から集めたもの。前著『41歳からの哲学』の続編になるもの。爽やかな語り口で、自分自身で思索を深め、生きていくことの大切さが書かれている。例えば「勝っても負けても」の章では「勝ち組」「負け組」という言い方の下らなさを一刀両断している。他との比較でしか自分の価値を見出せない人生に対して、「私に言わせるなら、内的な幸福を得ずに外的な勝ちを得る、そのような勝ちとは、すなわち負けである。そのような勝利は人生の敗北である。」とバッサリ。流行モノに乗っからない視点。自分も常に持ち続けたいものである。
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