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動的平衡2 生命は自由になれるのか
 
 

動的平衡2 生命は自由になれるのか [単行本]

福岡伸一
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

生命の本質は、自己複製ではなく、絶え間のない流れ、すなわち動的平衡にある。鮮やかに喝破した前著から2年。生物学の新しい潮流エピジェネティクスは、ダーウィン進化論の旧弊を打ち破るか。動物を動物たらしめた必須アミノ酸の意味とは? 美は動的平衡にこそ宿り、遺伝子は生命に対して、自由であれと命じている。さらなる深化を遂げた福岡生命理論の決定版がついに登場。

著者について

福岡伸一(ふくおか・しんいち) 生物学者。1959年東京都生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2007年に発表した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は、サントリー学芸賞および中央公論新書大賞を受賞し、ベストセラーとなる。他に『ロハスの思考』(ソトコト新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『できそこないの男たち』(光文社新書)、『動的平衡』(木楽舎)、『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、『ルリボシカミキリの青』(文藝春秋)、『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、阿川佐和子さんとの共著『センス・オブ・ワンダーを探して―生命のささやきに耳を澄ます―』(大和書房)。対談集に『エッジエフェクト』(朝日新聞出版)、翻訳に『すばらしい人間部品産業』(講談社)他。

登録情報

  • 単行本: 254ページ
  • 出版社: 木楽舎 (2011/12/10)
  • ISBN-10: 4863240449
  • ISBN-13: 978-4863240445
  • 発売日: 2011/12/10
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (17件のカスタマーレビュー)
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25 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Max-T トップ1000レビュアー
著者の本を読むのはこれが3冊めだ。これまでに読んだのは「生物と無生物のあいだ」「動的平衡」 
著者のメッセージに従って読む限り、著者が追究しているテーマで一番挑戦的な部分は、遺伝子の突然変異と自然淘汰による適応的な変異の蓄積として進化を説明するダーウイン以来の進化論に関して、それを肯定しながらも、それでは足りない部分を感じ、生命を生命たらしめている第3の仕組みを解明しようとしていることだろう。

遺伝子の突然変異と自然淘汰は、ゆっくりと漸進的に蓄積される変化をもたらすが、それでは例えば「カンブリア爆発」のような急速かつ爆発的な多様な種の進化を説明できないと言う(p52)。またチンパンジーと人間の遺伝子の差異は2%だが、この2%の違いでは人とチンパンジーの相違を説明できないと筆者は言う(p207)。

その視点から本書では「エピジェネティックス」というフロンティア的な研究分野を紹介している。「遺伝子の外側で起きている」ことが実は個体発生上、種の重要な相違を生み出しているという学説だ。遺伝子の構造と当時に、遺伝子のスイッチがオン・オフされるタイミングの相違で実際に形成される形態の大きな違いが生まれる。そして遺伝子活性化のタイミングを制御する仕組みが、親から子に受け継がれる点に注目するのがエピジェネティックスの視点だと言う。

その仕組みはまだ解明の糸口段階にあるようだが、卵細胞に含まれている遺伝子以外の物質(マターナルRNA)やDNAの糸を規則正しく巻き上げるタンパク質などが係っていることがわかってきていると言う(p214)。
また大腸菌がプラスミッドというDNAの小片を他の大腸菌に渡すことで、環境適応的な変異を急速に遂げることなども、実に興味深い(p146)。

私は生物学も進化論も専門ではないが、リチャード・ドーキンスの著作やSJグールドの著作などを楽しんできた。福岡伸一氏も、語りの巧みさと、話題の豊富さ、発想力の奔放さで、彼らに並ぶ書き手だと思う。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なべ
この本は著者が雑誌や新聞に発表した原稿に、加筆・修正を加えたもの。

動的平衡。ダイナミックな流れの中にありながらも、そのバランスを保っているというもの。 まさに生命そのものである。 私達を構成する分子は絶えず入れ代わりながらもバランスを保ち、生命としての効果を維持している。

短編集のような構成ながらも、序盤は遠回しな比喩に読みにくさを感じる方も多いのではないでしょうか。 ある程度、福岡伸一の著作に触れてから今作を読む事をお勧めします。
初めての方は『ルリボシカミキリの青』から始めてみては如何でしょうか。 読みやすく福岡節も健在で、絢爛たる文章も楽しめます。
さて、寸評に戻ります。 ダーウィンの進化論、選択と淘汰の限界を指摘。 動的平衡で見る環境問題やリサイクル技術の提言。 チンパンジーと人のDNAの差異を例に挙げ「運命で全てを縛る事はできない。命あるもの自由であれ」と説く。
ん〜。ひとつひとつは素晴らしいがテーマが多過ぎてまとめきれていない。そこら辺が私にとってマイナス要因でした。 次作に期待して擱筆。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
読んでいて快感が持続する好エッセイ集。
ゆるくて気持ちよい。
この「ゆるい」は・・・
情報性の強度さや密度の濃さを求める人には
物足りないかもしれないけど、エッセイなのだから
そこは長所なのだ!!!!!!!!!!!!!!!!

「冗長性とは情報における『余裕』のことだ」(191P)

この冗長性が、『動的平衡2』にそのまま当てはまる。
このエッセイにおいて、冗長性が無駄になっているわけではない。
むしろ、読者に委ねられている「自由」を悠長に楽しむ書籍!!!!!!!!!!!!!!
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今回もとてもわかりやすかったです
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今回の本もとてもわかりやすく,理科が苦手な人でもスラスラと読むことができます。... 続きを読む
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よみやすくわかりやすい
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