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動物農場 (角川文庫)
 
 

動物農場 (角川文庫) [文庫]

ジョージ・オーウェル , George Orwell , 高畠 文夫
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

一従軍記者としてスペイン戦線に投じた著者が見たものは、スターリン独裁下の欺瞞に満ちた社会主義の実態であった…。寓話に仮託し、怒りをこめて、このソビエト的ファシズムを痛撃する。

登録情報

  • 文庫: 280ページ
  • 出版社: 角川書店 (1995/05)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4042334016
  • ISBN-13: 978-4042334019
  • 発売日: 1995/05
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (28件のカスタマーレビュー)
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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
刺激 2008/2/12
酷使されていた動物達が人間を追い出し、手に入れた農場を「動物農場」と名付けて
自主管理を始めるが、動物の中から人間そっくりの役割を果たすものが現われて、動
物達はまた酷使され、いつのまにか昔と同じ―

これがソビエト共産主義への痛烈な批判であることを即座に理解できる人はもうそれ
ほどいないのではないだろうか。それほど時が流れている。

しかし、この物語は不滅だ。
集団が個人を圧殺してゆく様が率直にわかりやすく描かれている。
多くの職場で、学校で、サークルで、宗教団体で同じことが起きている。

高校時代、この本は英語の副読本だった。
タイトルは「Animal farm」。
選んだのは禿頭の先生。
あの先生がなぜこの本を高校生に読ませようとしたのか、大人になった今よくわか
る。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、18人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Penny Lane トップ500レビュアー
まず、高畠文夫氏による「解説」は、約五十ページにもわたるなかなかの労作です。解説というより、オーウェルについての簡潔なバイオグラフとなっています。ですから、オーウェルの人と思想全体について興味がある方々は、本書の続編的位置にある『1984年』がけっこう難物でもありますので、本書から読み進めるとよいでしょう。

次に、「動物農場――おとぎ話」がすぐれているのは、以下の三つです。第一に、おとぎ話/寓話という手法は、現実を過度に簡略化しているという批判も浴びることになりますが、しかし、著者が話を寓話化し要点を絞った結果、読者に話を理解しやすくし、プロットを予測する楽しみも与えていること。第二に、社会主義という重く悲惨な出来事に関して、この寓話は、多くの寓話にありがちなアウシュヴィッツやレッド・パージという重く悲惨な出来事を軽く描きすぎるようなあやまちを犯していないこと。第三に、社会主義陣営/「動物」を風刺するのみならず、自由主義陣営/「人間」をも風刺する点で公正であること。

最後に、本書に含まれている「象を射つ」、「絞首刑」、「貧しいものの最期」などのエッセーも、それぞれ、近代の植民地主義あるいはポスト植民地主義の本質、絞首の死刑制度(=合法的殺人)の本質、そして近代の監獄制度のひとつとしての病院の本質を考えるさいに欠かせないテクストとなっています。

本書全体を通じて、読者は、自分自身をも批評の対象として冷徹に見つめるオーウェルの批評精神、すなわちあらゆる近代の狂気に対する謙虚で誠実な批評精神とその伝記的背景を理解できるでしょう。

このレビューは参考になりましたか?
42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
逆説的な表現ですが、この作品は動物社会を描いているので、人間社会の仕組みやその矛盾が手に取るように分かります。共産主義が最終的に陥る結末を見事なまでに見せつけています。彼が生きたのが1903-50であったことを考えれば、恐るべき先見性です。またこの時代は植民地主義時代、帝国主義時代だった訳ですが、インドに生まれた彼はこの思想に対する批判も忘れてはいません。風刺作品としては、他に類を見ない傑作だと言えましょう。しかも A Fairy Story と書くだけあって、とても読みやすいです。動物たちがとてもユニークな個性を見せていて、しかも種類ごとに、人間社会での階層が割り当てられていて、人間社会と照合しながら読むことができます。一匹ごとの、人間社会でのモデルも何となくですがわかります。「これはスターリンみたいだな。」「あ、これはチェカ(非常委員会)だな。」と言った感じで。私個人としては高校生から大学生にの人に一番読んで貰いたい本です。私自身もそうなのですが、共産主義の実感がわかない年齢、ソ連崩壊の時に幼稚園や小学校低学年だった年齢の人にです。共産主義の破綻を知ってから歴史を勉強してしまうと、何でその思想に多くの人が走ったか分からなくなってしまいます。共産主義の欠陥もしっかりと学校で教えられてしまいますから。ですが、少なくとも私の父母の時代には、理想的な思想だとして、共産主義を称えた人も、知識人を中心に多くいたそうです。どうして共産主義が生まれたのか、その原点に帰ることで、現代社会の矛盾が、少しですが見えてくる気がします。私の一人よがりなのかもしれませんが・・・・。 大半が原作と同内容のレビューですが、もし高校生から大学生ぐらいの英語が分かるのでしたら、原作も英語として難しくはないので、原作をお薦めします。
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最近のカスタマーレビュー
何というか、深い。
 農場から人間を追い出した動物達の、実にシュールなお話。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: take
世間は悪意に満ちている
 さて、親愛なるベーシストTAKESHI UEDAが影響を受けたであろう、ソロ名義AA=(all animals are equal)... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: AA=peace!!!
『1984年』への序
私の場合、G・オーウェルの文学を嗜むに当たり、『1984年』から入った。
読み終えて、本作『動物農場』を先に読めば良かったと感じた。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: 不肖TAK
キツい冗談・・・・では済まない
G・オーウェルの代表作として『1984年』と双璧を成す本作。 解説によれば、『動物農場』が過去、その未来が『1984年』ということになります。... 続きを読む
投稿日: 14か月前 投稿者: unagi-inu
解説長すぎ
作品自体はおもしろい。
が、妙に解説が長い。
ページの1/3は解説である。
私には水増しに思えた。
投稿日: 15か月前 投稿者: マメタ
権力が興り、腐敗する過程を象徴的に描く
イギリスのとある農場を舞台に、動物達の反乱(革命)から自治、そして外交に至る過程を、共産主義を鋭く風刺して描いた寓話。... 続きを読む
投稿日: 19か月前 投稿者: 古賀 宏志
そう、知識が必要なのだ。
冷戦についてよく話は聞くけれど、全体像が浮かばない。なぜ、考え方の違いが代理戦争を引き起こし人々がここまで別れてしまうのか、社会主義とは何なのか。... 続きを読む
投稿日: 23か月前 投稿者: July_mood
苦寒の末に豚人間
を見た気持ちは一体どんなものなのか?共産主義への反感を込めたオーウェル一流の寓話は、権力の持つ本質にも斬り込む。腐敗と堕落を... 続きを読む
投稿日: 24か月前 投稿者: Martha Argerich
ジョージ・オーウェルという人物
ジョージ・オーウェルはイギリスの名門校の出身であるが、出身は良く言っても中流階級であり、日々の生活において尋常でないコンプレックスに苛まれていたという。続きを読む
投稿日: 2010/5/15 投稿者: ストリング
悲しい悲しい気分になります
人間の世界を駆逐して動物のユートピアを作ろうとした彼ら。でも人間社会と同じ運命をたどってしまうのでした。読書中から悲しみが沸き起こってきました。みんなでより良い社... 続きを読む
投稿日: 2009/7/27 投稿者: hiraku
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