内容説明
近代以前の西欧に続けられた動物裁判とは?人間に危害を与えた豚や馬,農作物に被害を与えた虫などに,中世社会は人間とまったく同じ形式で裁判を行なった.この奇妙な慣習の意味を説く新しい歴史学の成果
内容(「BOOK」データベースより)
法廷に立つブタ、破門されるミミズ、モグラの安全通行権、ネズミに退去命令…。13世紀から18世紀にかけてヨーロッパに広くみられた動物裁判とは何だったのか?自然への感受性の変化、法の正義の誕生などに言及しつつ革命的転換点となった中世に迫る「新しい歴史学」の旅。
著者紹介
1956年、愛知県に生まれる。1983年、東京大学大学院西洋史学科博士課程中退。1986〜88年、フランス国立社会科学高等研究院留学。現在、東京大学教養学部助教授。専攻は西洋中世史。主な著書に、『歴史としての身体』──柏書房、『狼男伝説』──朝日選書、『魔女狩り』(監訳)──創元社、『中世の夢』(訳)──名古屋大学出版会など。講談社現代新書にも、『魔女と聖女』がある。