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動物化する世界の中で ―全共闘以後の日本、ポストモダン以降の批評 (集英社新書)
 
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動物化する世界の中で ―全共闘以後の日本、ポストモダン以降の批評 (集英社新書) [新書]

東 浩紀 , 笠井 潔
5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 693 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

団塊ジュニアの批評家と全共闘世代の評論家による、世代を超えた往復書簡。批評の最前線で、何が起こっているのか。そして、対話の継続が危ぶまれるほどに激化した両氏の対立の真意とは?

内容(「BOOK」データベースより)

一九四八年生まれの笠井潔と、一九七一年生まれの東浩紀。親子ほどに年が離れた批評家同士の往復書簡は、九・一一米国同時多発テロ、および、アフガニスタンへの報復攻撃という異様な状況下で企画された。二〇〇二年の二月五日からその年の暮れにかけて集英社新書ホームページ上で公開された往復書簡は、連載途中、対立の激化のため何度も継続が危ぶまれた。批評の最前線で、今、何が起きているのか。そして、両氏の対立の真意とは。妥協のない意見交換を通じて、「動物の時代」という新しい現実に対応する言葉を模索した、知的実践の書。

登録情報

  • 新書: 224ページ
  • 出版社: 集英社 (2003/4/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4087201880
  • ISBN-13: 978-4087201888
  • 発売日: 2003/4/17
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 文学や思想の言葉が社会的現実と乖離し、いまやその有効性が急速に失われつつあるという絶望。東はこの「批評家的な問題意識」への応答を迫って、「9.11問題」や「八○年代問題」を提起する。これに対して笠井は、それはなにも九○年代以降や9.11以降に生じたものではない、僕は六○年代前半から悩まされてきたんだ、と自身の全共闘体験をもって応じる。議論はすれ違いの様相を呈しはじめる。第6信、第7信で、「歴史的」(笠井)対「工学的」(東)の理論的交錯が一瞬かいま見られるが、ついに東がキレて、往復書簡は不穏でキナ臭い匂いに包まれる。このあたりから、がぜん面白くなる。結末を知りたくて一気に読み切る(ほとんど小説を読む感覚で)。

 読み終えて、東が言う「文学や思想の!言葉」とはいったい何なのかと考える。世代や住処、つまりは身体レベルでの「体感」の違いが「文学や思想の言葉」には反映している。性や暴力や死をめぐる身体的想像力に支えられて、時代のリアリティに対する認識、つまり「文学や思想の言葉」は紡がれる。その意味でも、「僕は、あと数十年はこの国で生きていかねばならないのだから」、「世界をより良くするため」に、まず正確な状況認識が必要だと言いたいのだ、笠井さんのシニカルでニヒリスティックな議論や回顧譚につきあっているヒマはない(とは書いていないが)、という東の言葉は、ナイーブだけれど心を撃つ。「それぞれ二人が固執している六○年代と八○年代の時代経験の意味を、もう少しきちんと噛み合わせることができたら、この往復書簡も違うよ!!うな展開を辿ったかもしれません」という笠井の言葉に、共感する。

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19 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 たとえば対テロ戦争をめぐる状況を指しての「消費社会が生み出す虚構と現実社会を動かす政治的決定が、ほとんど同じ質の想像力に基づき始めている」等々、東浩紀の提出する論点のそれぞれはとても興味深いものではあったけれど、いかんせん、笠井潔の関心事は東のそれとはどうしてもずれているだけに、話が一向に進展しない。

 これは、どちらかが身勝手だとかそういう問題ではなく、単に、往復書簡というスタイルを選んだこと自体に限界があると感じた。どれだけ他人の関心を慮ったつもりでいても、手紙である以上、所詮一人相撲で、互いに考えれば考えるほど、話はどんどんすれ違ってく。『網状言論F改』のように、手紙の遣り取りを踏まえて対談でも最後にしてくれれば、少しは実のあるものになった!だろうにと残念に思う。

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30 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
二人とも好きな作家ですが、途中まで読んでやめようかと思いました。本として出版することに、意味があったのか疑問。読者を無視したやり取りに腹立たしさも感じました。いまの世界を読み取りたいのに、まったく個人攻撃の嵐。文通ということでなく、対談だったらもう少しまともな本が出来たと思います。
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