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動物たちの反乱 (PHPサイエンス・ワールド新書)
 
 

動物たちの反乱 (PHPサイエンス・ワールド新書) [新書]

河合 雅雄 林 良博
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 924 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

国の森林皆伐計画によって繁殖力が強化され、森林の土壌に大きな影響を与えるまでに増えたシカ。数年に一度大量出没するクマ。食物だと認識していなかった人間の農作物を、採食し始めたニホンザル。神戸市内でゴミをあさるイノシシ…。かつて人と動物の“入会地”であった日本の里山は、今や野生動物の領有地となっている。その原因は何か?人と動物と森のあるべき姿とは?世界的サル学者と専門家たちが、日本の動物の現実に迫る。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

河合 雅雄
1924年、兵庫県に生まれる。京都大学理学部動物学科卒業。現在、京都大学名誉教授、兵庫県立人と自然の博物館名誉館長、兵庫県立丹波の森名誉公苑長、兵庫県立森林動物研究センター名誉所長。専門は生態学、人類学。サルからヒトへの進化の問題を研究している。朝日賞、NHK放送文化賞、紫綬褒章、日本学士院エジンバラ公賞などを受賞。主な著書に『河合雅雄著作集13巻』『人間の由来』(毎日出版文化賞)(以上、小学館)、『小さな博物館』(産経児童出版文化賞、筑摩書房)、『少年動物誌』(野間児童文芸賞推奨作品賞、福音館書店)などがある

林 良博
1946年、広島県生まれ、富山県育ち。1969年、東京大学農学部卒業後、同大学助教授、ハーバード大学客員研究員、コーネル大学客員助教授などを経て、東京大学大学院農学生命科学研究科教授、兵庫県立森林動物研究センター所長。専門分野は動物資源科学、ヒトと動物の関係学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 332ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2009/10/21)
  • ISBN-10: 4569708307
  • ISBN-13: 978-4569708300
  • 発売日: 2009/10/21
  • 商品の寸法: 17.6 x 11.4 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 放蕩息子 VINE™ メンバー
形式:新書
いわゆる「野生生物問題」の事例集として見るならば、岩波ジュニア新書の『生きものたちのシグナル 』など、他にも類書は多い。本書の事例は山林のサル、シカ、クマ、イノシシ、それに外来のアライグマとヌートリアだけだから、むしろ広がりには欠ける。(ただし各々の分析は詳細で、非常に勉強にはなる。)

しかし本書の最大の価値は、これらの野生生物の問題を、単に現在の我が国の自然環境や社会の問題として取り扱うのではなく、縄文時代に遡る我が国の生活文化の歴史的な流れの中に位置づけてその意味を問い直し、さらに野生動物を中心に考えるよりもむしろ、その野生動物に相対する地域住民の心的内面へと踏み込んで考察してゆくところだろう。通常、野生生物問題は自然科学系のアプローチを中心に、社会学的な視点が重ねられて語られることが多いと思うが、本書では特に、野生生物に相対する人間の側の文化や心理を掘り下げて行くことで、この問題を我が国の文化の問題として、より一段深いところに位置づけようとしていると言って良いのかもしれない。野生生物を入り口に、むしろ人の心や文化の問題に迫って行こうとするのは、さすが京大霊長研の伝統が生きているところか(笑)。

いわゆる「里山」を「人と動物との緩衝地帯」と捉えるのではなく、むしろ「入会地(=人と野生動物とが共有して利用する場所)」と位置づける発想も欧米にはないもので、我が国独自のワイルドライフ・マネジメント理論への可能性を感じさせる。「獣害を契機に地域に活力がよみがえった」という事例が増えることを期待すると書く本書は、単に野生生物の問題が起きる「原因」が複雑で、多様であることを教えてくれるだけではないのである。その「解決」のあり方もまた実に多様で、様々な可能性があることを示唆してくれる。極めてユニークで、また有益な本であると思う。
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 田舎に行くと猿が道を歩いていたり、熊が出てきたり、北海道ではキタキツネが歩いていたりします。
 見ている分には可愛いのですが、増えすぎて農作物を荒らすようになると公害になってしまいます。
 欧米ではワイルドライフ・マネジメントと言う考え方があるそうです。
 個体管理、生息地管理、被害管理をしっかり行うと言う考え方です。
 個体が増えすぎると被害で出てしまうので、日本でも個体管理のために野生動物を食用に供する事を提案しています。
 狩猟期間も含め天然資源を有効利用するために考えて見る時期なのかもしれません。
 ただ野生の動物を守るのでは無く総合的にどうしたらいいかを考えさせられる一冊です。
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
急増する獣害に現場で立ち向かう兵庫県の研究者らが、
サル、シカ、イノシシ、クマ、外来種の生態を分かりやすく解説。
日本人の動物観の変遷、里山の荒廃、農林業の衰退など様々な原因で
害獣化する哺乳類と人との攻防が生き生きと描かれています。
鳥獣対策の現場に携わる方はご存知のことばかりかもしれませんが、
一般向けに分かりやすい言葉で書かれた本書の価値はとても高いと思います。
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