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動機、そして沈黙
 
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動機、そして沈黙 [単行本]

西澤 保彦
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,785 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

絶対、「あとがき」から読まないで下さい!西澤的、殺意のスイッチ。エロティシズム、フェティシズム、ロジック―ミステリ界の奇才の「すべて」を凝縮した作品集。特別書き下ろし中篇「動機、そして沈黙」収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

西澤 保彦
1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業後、高知大学助手などを経て、執筆活動に入る。95年に本格ミステリ作品『解体諸因』で衝撃的デビュー。以降、SF的設定と本格推理の融合をはたした独自の作品群で読者を魅了し続けている。また近年ではパズラー的作品、そして人間の本質をついたシニカルな視点の本格ミステリも人気である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 271ページ
  • 出版社: 中央公論新社 (2009/07)
  • ISBN-10: 4120040453
  • ISBN-13: 978-4120040450
  • 発売日: 2009/07
  • 商品の寸法: 19.4 x 14 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 416,779位 (本のベストセラーを見る)
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By トップ500レビュアー
形式:単行本
◆「動機、そして沈黙」

  認知症を患い、十三年にも及ぶ介護を経て義母が死に、その葬儀があった日の夜。

  来年、警察を定年する霧島は、妻の瑞恵とリビングでくつろいでいた。
  その時霧島は、未解決の連続殺人事件が、あと二時間あまりで時効
  を迎えることを思い出し、おもむろに事件について話し始める……。

  『退職刑事』スタイルのディスカッションを主軸にした
  《ミッシング・リンク》もの、という作者十八番の形式。

  霧島家も、ジャックの標的となる可能性があったのに、
  なぜか被害に遭わなかったことへの理由付けが秀逸。

  入念な前フリがあるため、犯人については大方の読者の予想通りと思いますが、
  結末では、猟奇でも怪異でもない、もっと生々しい恐怖が、立ち上がってきます。

※他の短編については「コメント」をご参照ください。
  
 
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By すみれ VINE™ メンバー
形式:単行本
現在半分を読み終えた所です。ざっくり言えば、現時点での印象は性癖をモチーフにした話がほとんどの様な気がします。すごく読みやすいですが、まさに帯に書いてある通り「西澤保彦的な灰汁」が滲み出ています。こういう話は好き嫌いがかなり分かれると思います。西澤さんの作風が好きな方は読んで欲しいと思います。少々グロテスクな所や性描写が生々しい所がありますが…
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
あらすじ

妄執、妄念、執念、そして、殺意。
ドロ黒く濁った感情の発露がもたらした事件の数々。
エロ、グロ、ナンセンス。西澤保彦の核心が詰まった短編集。

感想

よく話す話す。西澤さんの作品に出てくるキャラクターの特徴は
想像力(と言うより妄想力)がたくましいところにあります。
そんな人たちが集合して推理(妄想?)を繰り広げます。

ミステリーには話の転がし方が面白ければそれでOkay、
みたいなところがあると思います。

議論のすえ「実はこの事件、裏で糸を引いてたのはAだったのでは」
こういう結論にいたったとします。
そして、最後のシーンでAさんがほくそ笑むシーンを挿入します。
こうすれば、いくらでも推理は正しかったことにできます。

推理の筋の通り方より、話の転がし方(ディスカッション)。

そういった面が強いのが、現在のミステリーシーンで言えば
西澤さんと石持さんあたりでしょうか。

今作も、登場人物たちの妄想がスパーク、乱反射して
話がとんでもない方向に転がります。

ベストは表題作でもある「動機、そして沈黙」
これは、ある刑事が妻に平成の切り裂きジャック事件について
話合ううちにおぞましい結論に至るいう話です。
推理と妄理が積み上がっては崩されて、
その果てにある二人の共同作品はホラーの域に達しています。
非常に西澤さん的な作品です。

初めての西澤さんと言う人にはあまり勧められませんが、
そうでないなら原液の濃さを味わえるでしょう。

読んでからの一言
親の●●問題と言うのが最近のブームなのかな?
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