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舞台は経済恐慌と凶作が重なり庶民が苦しみを強いられていた昭和初期、陸軍内部は皇道派と統制派に分裂し、宮城大尉(高倉健)ら皇道派の青年将校たちは、昭和維新を目指すようになる。そんな中、宮城はかつての部下の姉で今は娼婦に身売りされた女(吉永小百合)を妻に迎え入れる。しかし彼はなぜか彼女を抱こうとはしなかった…。昭和11年2月26日に勃発した226事件をクライマックスに、男と女の哀しい愛の姿を壮大な叙事詩2部編成で描いた森谷司郎監督の意欲的超大作。226に関する経緯や軍人たちの描写は紋切り的ではあるが、そうした不満を凌駕するほどにストイックな大人の愛の描出がお見事。健さんのかっこよさもさながら、吉永小百合は本作で大人の女優として脱皮を遂げる好演で、彼女の立ち振る舞いのひとつひとつに、今や映画でしか観られないヒロインの美学がある。(増當竜也)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
高倉健と吉永小百合の2大スター初共演、2部構成の壮大なスケールで贈る感動の一大叙事詩。五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる昭和を生きた寡黙な青年将校とその妻の愛を、仙台、朝鮮、山陰、そして雪の東京を舞台に描く。
内容(「Oricon」データベースより)
第一部「海峡を渡る愛」第二部「雪降り止まず」の二部構成からなる超大作。昭和史の起点となった五・一五事件から二・二六事件までの風雲急を告げる時代を背景に、寡黙な青年将校とその妻の愛と生き様を綴った感動のドラマ。出演は高倉健、吉永小百合、米倉斉加年ほか。