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動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書)
 
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動きが心をつくる──身体心理学への招待 (講談社現代新書) [新書]

春木 豊
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 798 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容説明

身体の動きを軽視する現代人。でも実は、姿勢・呼吸・歩き方といった身体の動きが心にも大きな影響を与えている。その実態を明らかにする。さらに心身を健康にする実践的ボディワークも紹介!    

【本書で紹介される実例】
・呼吸で「呼息」「腹息」「長息」の三つを意識すると、心が落ち着き、気力が充実する
・筋肉の緊張をやわらげると、恐怖心が収まる
・笑顔を禁じると、おもしろいという感情も減る
・ずっとうつむいた姿勢でいると、うつっぽい気分になり、前頭葉も活性化しない
・速いテンポで歩くと、活動性が高まる
・幼児期に親との接触する機会が多いと、孤独感が低くなる

内容(「BOOK」データベースより)

赤ちゃんは周囲の人を自分にひきつけるための反応を生得的に備えて生まれてくる。ひよこの緊急時に発するピーという高い発声に対して、親鳥は敏感に反応する。人間でも赤ちゃんの独特の泣き声は、親を動かす。また大人からみて微笑と見える赤ちゃんの顔面筋肉の反応は、周りの大人にかわいいと思わせるためのものであると考えられている。脳科学ではわからない心と身体の動きとの深~い関係。心身統一のための実践的ボディワークも紹介。

登録情報

  • 新書: 240ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/8/18)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062881195
  • ISBN-13: 978-4062881197
  • 発売日: 2011/8/18
  • 商品の寸法: 17.4 x 10.9 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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25 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
初めて春木氏を知ったのは『マインドフルネスストレス低減法』という本でした。
したがって、本書もマインドフルネスの入門書的な位置づけなのかと思いきや、実際に読んでみると、著者の思想が全面に押し出された、極めて独創的な内容でした。

本書の中では、それまで常識的とされていた「心身相関」という二項関係に、新たに“動き”という要素が加えられて、「相互に影響を及ぼし合う三項関係」のパラダイムが提唱されています。非常に斬新な考え方ですが、奇をてらった内容ではなく、行動療法の大家が書いているだけに説得力があります。

著者の主張を簡単にまとめると、以下のようになります。
・進化的には始めに末梢の身体があったのであり、脳(中枢)が先にあった訳ではない。現代の主流となっている脳一元主義へのアンチテーゼ。
・「動き」と「心」と「身体」は相互に連関したダイナミックな関係にある。
・ストレスに対処するためには「心」のみを扱うのではなく、心身統一的なワークを用いるべきである。

著者はレスポンデント反応とオペラント反応の両方の性質を備えた「レスペラント反応」という言葉を創作し、「レスペラント反応」として、呼吸反応、筋反応、表情、発声、姿勢反応、歩行反応、対人距離反応、対人接触反応の8つを挙げています。
個人的には呼吸、筋弛緩、姿勢が心理状態や生理状態に影響を及ばす点が、日常生活における応用可能性という意味で重要なのではないかと感じました。
ちなみに私は本書を読んで、影響を受けてから、朝と晩のストレッチを欠かさず行なうようになりました。

実証的な研究に基づいて書かれている部分もあれば、自然科学の限界についても触れられており、バランス感覚が優れています。
第11章では、心身統一のワークも絵入りで解説されています。ただし、ページ数が少ないので、ワークをより詳細に知りたい場合には著者の他の著作を参考にする必要があるでしょう。

新書なのに内容が濃いです。専門的な記述だけでなく、一般向けの平易な文章で書かれた箇所も多いです。“心と身体の健康”に興味のある人に、お勧めしたい本です。
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、17人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By なんちゃって、お遍路くん トップ500レビュアー VINE™ メンバー
「パブロフの犬」は、レスポンデント反応。
「スキナーの鳩」は、オペラント反応。
...なるほど、なるほど。

ウォルピの「系統的脱感作法」は、レスポンデント反応を応用したもの。
...ん???、 う〜ん

かなり長い間、納得いかないまま ここで立ち止まっていたのですが、
この本を読んで、納得できました。
どちらの反応も含む、レスペラント反応で説明できるんです。

レヴィンの公式: B(行動)=f(P<個人要因>*E<環境要因>) と
バンデューラの「相互決定論」の関係もよくわかりました。 
...もっとも、この部分は、静的モデルか動的モデルかのちがいのような
気もします。

...読んでいて、こんなことを考えました。

からだの『動き』と『感情』の関係を、とてもわかりやすく説明してくれます。

関係を明らかにするためにどのような実験をやるのか、
その結果はどうだったのかを載せながら、
わかりやすい解説と多すぎないデータを積み上げていってくれます。
だから、読む側が じっくり自分で考えられるんです。
そんな構成で進めてくれながら、

 第7章  新しい人間の全体像
 第8章  人間の根源の様相
 第9章  からだ言葉
 第10章 エンボディド・マインド

で、まとめてくれます。
では、...具体的にどうするの?、に応えるために

 第11章 生活を豊かにする心身統一ワーク

が添えらています。

読みながら、これだけ自由に考えることを許してくれる本は、ひさしぶりです。
読みやすさだけでなく、読み終わったあとの納得感や充実感を味わえます。

『身体心理学』の入り口に立たせてもらいました。
このレビューは参考になりましたか?
12 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By i
非常に平易な言葉で書かれており、心理学に初めて触れる方でも、読みやすいと思います。
イラスト・写真も多く使われており、理解しやすくなっています。

今までの心理学では、心を扱ってきました。しかし、心だけを扱っていてはある限界があります。
身体心理学では、心と同時に身体をも扱っています。
身体の動きを変えることで、心も変えることができるというアプローチです。
本書では様々な身体の動きによって心を変える方法が出てきます。
表情を変える、姿勢を変える、呼吸を変える、発声を変える・・・そんな些細なことを変えただけで、心の状態は大きく変化することを本書は教えてくれます。
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