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「エンカレッジ」という言葉は「勇気づけ」と訳されているが、この本に出てきているように、人の「やる気」とか「根気」を引き出す方法である。人生を生きていく勇気を引き出す方法といってもいいかもしれない。さらに言えば、この本にあるように「勇気づけ」は実は技法ですらない。同じ人生を生きる者同士としての連帯の姿勢といった方が分かりやすいか?
やっぱり、ほめるって、上から下への支配の関係なんですね。それに対して、勇気づけるって事がこんなにも人間的で、支配やコントロールとはまったく逆のことだということがよく分かりました。
アドラー心理学の横の関係の作り方がよく分かる本です。
その点、この本の著者はアドラー直系の孫弟子であり勇気づけの名人であるジョセフ・ペリグリーノ博士に学ばれ、薫陶を受けて書かれています。ペリグリーノ博士はアドラーの弟子かつ長男のクルト・アドラーの弟子だった人で、クルトから「あなたは私の父に似ている。」と言わしめた人物です。
アドラー心理学に興味を持っている人には、ぜひこの本を読んで、他の我流のアドラー心理学ではない、アドラー本流の勇気づけを学ばれるとどうかなと思います。他の本を読まれて、アドラー心理学って、ちょっと冷たいなと感じられた方も、アドラー心理学の他人を受け入れる暖かさに気づかれると思います。