本書は、労災保険法上の給付にかかる実務の上での疑問点を晴れやかに解消してくれます。
業務上災害となるのかどうか、実際のケースで判断しがたいもの、こういった場合の判定上の考え方を、いくつかの事例を通して実につけていくことができます。
取り上げられている事例は実際に発生したものと思われ、現実味があり、イメージがしやすいので、理解を助けてくれます。また、発生頻度が高い、今後発生が増える、と考えられたものを中心に収録されているようで、どれも非常に関心を持つ事例ばかりでした。
そして、解説は、あくまでも、法令や通達をベースにしています。ところが、難解ではなく、文章を辿っていく内に、自然とその内容を理解できます。また、全体構成上の配置も絶妙で、順番に読んでいく事で、スムーズに法令通達全般を押える事ができます。
労災の給付手続きに携わる方が、定本として常備するのに、ふさわしい書籍だと思いました。
【内相紹介】
・業務上の事故で骨折していた従業員が療養中に再骨折した
・高熱を出した同僚を病院に運搬中ケガをした
・業務上横領がばれる事を恐れ上司が殺害された
・地震非難時にケガをした
・取締役が業務中に交通事故でケガをした
など