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労働ダンピング―雇用の多様化の果てに (岩波新書)
 
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労働ダンピング―雇用の多様化の果てに (岩波新書) [新書]

中野 麻美
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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労働ダンピング―雇用の多様化の果てに (岩波新書) + 新しい労働社会―雇用システムの再構築へ (岩波新書)
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商品の説明

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労働ダンピング
正社員と非正社員の賃金格差やホワイトカラーエグゼンプション(労働時間規制適用免除制度)の問題に関して、経営者の中には「会社が生き残るためにはやむなし」という人が少なくない。だが、弁護士である著者は、そうした考え方に対して疑問を投げ掛ける。自由主義経済下における労働(者)とはいかにあるべきかについて、倫理や法律の側面から詳しく検討を加える。同時にILO(国際労働機関)の宣言に反して労働を「商品化」している日本社会の現状に警鐘を鳴らす。さらに、独自の調査により派遣に名を借りた女性労働者らに対する「ダンピング」の実態を明らかにする。


(日経ベンチャー 2007/02/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

内容(「BOOK」データベースより)

人間の労働が“物件費”に組み込まれ、商品以上に買い叩かれる。競争に競り勝って仕事を得ても、正社員とのポスト争いで泥沼。働く現場がダンピング攻勢にさらされている。有期雇用・派遣・パート・偽装請負…雇用の液状化現象が働き手を襲う生々しい現状報告。一人ひとりが人間として働き生きるためのオルタナティブを考える。

登録情報

  • 新書: 237ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2006/10/20)
  • ISBN-10: 4004310385
  • ISBN-13: 978-4004310389
  • 発売日: 2006/10/20
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (23件のカスタマーレビュー)
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51 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 著者が弁護士であるだけに、現実的な問題を投げかけている。問題を深刻に捉えすぎているのではないかとも思ったが、現在の労働環境が続くことにより将来の日本が壊滅的な状態になると言う著者の主張には、かなりの説得力がある。もし、すべての日本で働く労働者がこの本を読めば、政府・企業も動かざるをえないほどのパワーにつながると思うのだが…。

 個別の内容に関しては、コンパクトな本であるにも拘らず、正社員の過剰労働、職場における男女差別、パートタイム労働者、派遣労働者の問題等、今ある労働の現場の問題をすべて取り上げていると言っても過言ではないほど充実している。

 強いて欠点を挙げるとすれば、専ら現体制の批判に終始していて、著者の考える解決策が見えてこないということ。しかし、私はこれで良いのだと思う。著者は学術論文を書いたわけではないし、答えは1つではないだろう。具体策は労働者たる読者が考えるべしとの著者の思いを感じ取ったが、それは私の思い過ごしだろうか…。
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56 人中、54人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
ひどすぎる。19世紀のイギリスの炭鉱労働者の長時間、低賃金、過酷な環境の過去の時代へ先祖帰りでもしているような労働環境だ。ホワイトカラーだけでなく、今の日本の労働環境ならイグゼンプション(除外)されるのは全業種になる可能性を著者が悲観視するのもわかる。
労働法は死んだのか?労働組合は何をしているのか?過労死、自殺、メンタルヘルス、家庭崩壊、セクハラ、パワハラ、ワーキング・プア。労働者の人格否定の実例の列挙に息を呑む。弁護士の著者は、学者の書く、机上の事ではない現実の生々しさを書くがゆえに、胸に迫る。
ここまでひどい状況にあるとは知らなかった。勉強になった。
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37 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 規制緩和の潮流の中で変わっていく雇用と働き方について一石を投じる本。私の会社にも多くの派遣社員がいるが、その就労の実態がこんなに過酷とは思わなかった。私のところでは残業はさせないし、仕事も契約で取り決めた以外のことはさせていないから比較的働きやすい職場だとは思うが。市場原理と企業の論理が際限なく適用されていく中で、働く者の権利はどこに行ってしまうのだろうか。

 そのことは非正規社員にとどまらない。本書でも触れていた「ホワイトカラー・エグゼンプション」などはその典型だ。ネット上で制度の内容を確認したが、「アメリカで実施できているんだから、日本でもできるだろう」程度のお粗末な発想で作られたとしか思えない。正社員・非正規社員を問わず、低賃金で長時間こき使う労働がまかり通れば、少子化問題などは一向に解決しないだろう。やっていることが矛盾しすぎている。

 そんな中、最終章で語られていた労働環境の改善に向けた取り組みとその成果の話にはほっとした。いま問われているのは雇用そのものではなく労働の質であり、それは守られるべき人権であることを教えられた。その意味で、労働の男性モデルから女性モデルへの転換という提言は興味深い。

 ただ本の構成については、「言いたいことはいっぱいあるが、新書という制約もあるので詰め込めるだけ詰め込んでみた」という感じ。個人的には3章は退屈だった。要点だけをピックアップして4章と合わせて1章にしたほうが内容がぶれなかったと思う。主題、主張ともによく出来ていただけにちょっと残念だ。
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これは読まないとまずいでしょう
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投稿日: 2008/2/4 投稿者: 働く女
現状レポートとしては良い
普段、労働問題にそれほど縁の無い人であれば、情報を整理するうえでよくまとまった良書だと思う。... 続きを読む
投稿日: 2007/12/19 投稿者: 毒ギョウザ
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投稿日: 2007/8/22 投稿者: taka&maki
日本人は読むべし!
ホント、本書を読んで驚きました。日本の派遣や請負がこんな状況だったとは・・・。... 続きを読む
投稿日: 2007/6/17 投稿者: mini1
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法律家としての視点から社会的弱者の現実が語られる。この事実を無視して社会について何者の語れないだろう。既得権益を保持する勝ち組のネットワークに入れなければ社会的弱... 続きを読む
投稿日: 2007/5/19 投稿者: kidd
「ジェンダー」という視点も
著者は1975年生まれの弁護士。本書は、法制度を主軸に、非正規雇用について問題を投げかけています。... 続きを読む
投稿日: 2007/5/8 投稿者: misora
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