本書でメインで取り上げられる福岡県の男性は、自分と同じ39歳で餓死してしまう。
確かに極端な例かも知れないが、本当に誰にでも起こりうる問題として共感を覚えずに
いられず、深く考え込んでしまった。
もう一人取り上げられている化粧品販売会社に勤める女性は自分と同じ95年春に大学を
卒業して就職した組。自分の同級生の女の子が、やはり就職に大苦戦していたのも目に
していただけに、似たような境遇でいる同級生がいるのではと思ってしまった。
本書は、特に50代以上の人が読むと、「何をおおげさな」「本人にも責任があるのだ」と
言う結論に陥りがちだが、同世代としては「決してそうではないのだ」と声を大にして
言いたい。
お勧めの書です。