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加藤和彦ラスト・メッセージ
 
 

加藤和彦ラスト・メッセージ [単行本]

加藤 和彦
5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

四十有余年にわたり日本のポップミュージックの可能性の中心であり続けた故人。自死半年前に語った、その音楽的自分史のすべて。

内容(「BOOK」データベースより)

不世出のマルチ・ミュージシャンが死の前に語った、青春、音楽、趣味的生活のすべて。

登録情報

  • 単行本: 188ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2009/12/16)
  • ISBN-10: 4163722807
  • ISBN-13: 978-4163722801
  • 発売日: 2009/12/16
  • 商品の寸法: 5.4 x 4.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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32 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By TKJP
形式:単行本
読み始めた頃は「大したことは書いてなさそう」と思った。読み終わってみて思うことは、メッセージと呼べるメッセージが語られていないことこそが強いメッセージなんじゃないか、ってこと。君らの欲しいメッセージはもう歌ってあるよと。大切なのは手つきでありテイスト。誰かみたいに安っぽい政治プロパガンダに利用されるようなものを言葉で語るなんてあり得ない。そして安っぽいマスコミは彼を語る言葉を見つけられない。

「今日は晴れて良い日だ。こんな日に消えられるなんて素敵ではないか」

と始まる遺書の全文(写真)掲載。一見の価値あり。

ミカバンド1st.とハイベイビーのジャケ写が逆になっているのが残念。
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42 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
自死の理由は「うつ病の悪化」などではない。むしろ、本人が何年も考えに考え抜いた末の、極めて周到な計画に基づくものであったことが、この本を読んでも判る。時代を誰よりも鋭敏に感じとる彼だからこそ、こんなチープな時代には、彼の居場所がなかったのだ。音楽が素晴らしかった時代も、もう取り戻せないのかもしれない。我々は、とても重い現実を突きつけられてしまった。

彼の人生で最も光り輝いていたのは、やはり安井かずみ(ZUZU)さんとの日々だろう。才能ある作曲家と作詞家、二人三脚で自分たちがやりたい仕事だけを選び、優れた作品を残したのは、この時代(1982-1996)だ。この天才はミューズ(音楽の女神)を必要としたし、安井さんは見事なミューズであった。それは例えば、名曲「アメリカン・バー」(ベル・エキセントリック収録)を聴くだけでも判る。著作もしかり。「ワーキングカップル事情」「優雅の条件」「女の素敵な生き方の選択」「NYレストラン狂時代」「ありがとう!愛 − ガン、告知、夫婦愛、信仰」などをいま読み直せば、日本にもこんなステキなカップルがいたのかと本当に感動するし、教えられることが多い。こんな世知辛い時代だからこそ、微笑み、優雅さ、上質さを回復し、一度限りの人生をエレガントに、ロマンティックに愉しむのだと諭される。

しかし今はもう、そのふたりともこの世にいない。キッチン&ベッド、書斎、スタジオのあった六本木の自宅も、主(あるじ)を失ってしまった。そのことがとても残念で、とても哀しい。僕は未だあの日のショックから立ち直れないでいるが、今はせめてこう思いたい。このふたりに、こんなに幸せでステキな日々があったのだと。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Penny Lane トップ500レビュアー
形式:単行本
幼少から安井かずみとの時代、そして人生観までをインタヴューで答えています。
加藤和彦個人の人生を聞き出すだけではなく、その当時の音楽史、世相までも、各章のインタヴューの前にまとめてくれています。遺書も収録。

本を出版したいという誘いは、加藤さんから筆者・松木さんへのものであったそうです。加藤さんの晩年の音楽もそうなんですが、新たに啓発されるものを求めて、自分の歩んできた道にあるものを見直そうとするんですが、でも、このインタヴューでも、自分が古きよき時代を模倣・単純再生産しているだけに終わっていると、ご本人は感じてしまったのでしょう。この本でも、あとがきで言われているように、1983年以降の話がほとんど出て来ません。
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