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加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2)
 
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加害者家族 (幻冬舎新書 す 4-2) [新書]

鈴木 伸元
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

平成20年の犯罪件数は253万3351件。
被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、
実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。

身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、
インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。

事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。

まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。

内容(「BOOK」データベースより)

平成20年の犯罪件数は253万3351件。被害者家族はマスコミ取材による二次被害で心の傷が癒える間もないが、実は加害者家族も凄惨な生活を強いられる。身内の犯罪を機に失職や転居を余儀なくされるだけでなく、インターネットで誹謗中傷され、写真や個人情報まで流出される。そんな過酷な現実を受け止められず、自殺する人も多い。事件への自らの非力を嘆き激しい後悔に暮れる加害者家族も多いが、そもそも身内の犯罪を未然に防ぐには限度がある。まさに他人事ではない実態を明らかにした、衝撃の一冊。

登録情報

  • 新書: 201ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2010/11/27)
  • ISBN-10: 4344981944
  • ISBN-13: 978-4344981942
  • 発売日: 2010/11/27
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (21件のカスタマーレビュー)
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42 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By りぃ トップ100レビュアー
加害者の家族がどのような状況におかれているかを知る上で助けになる。日本社会が加害者家族とどう向き合っていけばよいのかは立場によって分かたれる難しい問題であり、勇気のある出版といえる。どの章をとっても興味深い。

第一章
 一つの加害者家族の妻に突然警察から電話がかかってきたところから始まる具体的なルポタージュだ。夫の逮捕、子供の転校、家族が苦しんでいるのを知らない夫、借金、空き家となって買手がつかない自宅、夫の父親の会社が倒産。東野圭吾の『手紙 (文春文庫)』に描かれている、強盗殺人を犯してしまった兄を持つ弟の悲劇のようではないか。

第二章と三章
 有名な事件の加害者家族の事例を幾つか綴られてある。加害者家族や被害者家族の手記が出版されており、真新しさは少なかった。
 興味深いのは、殺人事件の40%前後を占めるのは「家族内殺人」であり、日本の伝統的な殺人の形態となっている事実だ。冤罪でも築き上げてきた人生は崩壊する。冤罪や、直接関係ない人間を追い詰めるマスコミのいきすぎた報道はなんとかならないのかと思った。

第四章
 少年犯罪において、親の責任がどこまで関与しているのかを分析してあり興味深い。子を持つ親の方々が読めば、「兆候」があるならば必ず見抜き、未然に防げるのではないだろうか。
 被害者家族はもっと苦しんでいるというのに、日本の「和」を重んじる精神からさらに圧力を加えられている。日本社会では、「被害者の側にも落ち度があったからだ」と非難や偏見をもつのも伝統となっている。「和」を大切にする精神は日本の長所でもあるが、事件ともなると裏目に出て閉塞感を生む。

第五章
 加害者家族に対して他国での取り組みが紹介されてあるが、まだ日本は始まったばかりだ。何らかの支援が確立するまで気の遠くなるほどの時間がかかるだろう。

加害者家族が置かれている状況から、情報化社会のあり方も問われる。私たちも、いつ冤罪に遭ったり犯罪に巻き込まれたりしかねないという心得を持ち、被害者家族や加害者家族への理解を深める上で、本書が出版されたことには大いに意義がある。さらに意義あるものにするには、多く読まれるのが必要がある。
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50 人中、43人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 革命人士 トップ500レビュアー
1章の殺人者の妻子の話が過酷すぎる。ある日突然、夫が逮捕、夜逃げ同然に引っ越し、子供を預けた夫婦はそのことがきっかけで不和になり離婚、子供を引き取り、2人で田舎で隠れるように住み、母は働きに出る……全く知りもしなかったことで世間から石もて追われる存在になってしまう。子供だって心の傷は深く残るだろう。若年者の親はともかく、加害者の妻や子供を「抹殺せよ」という言説がネットで賞賛され、加害者家族の家が投石、放火されるのが「当然の報い」と言われる社会は正常なのだろうか?と著者は問う。個人情報を流出させ、家族を物理的精神的に追い込んでいるネットは論外だが、「反省が足りない」と言いたげに家族を吊し上げるメディアも決して正しくはない。

突如どん底に落とされる家族の支援体制は全く足りていないが、篤志家や加害者家族の支援団体が、家族の命綱になっている状況を見て、ほっとする。「被害者やその家族優先で」という当然のエクスキューズはあるとしても、程度は違えど罪がないのに苦しむのは加害者家族も同様で、彼らの救済も今後は必要だと思う。「加害者の苦しみ」という視点は今まで考えたこともなかったが、本書を読んで知ることができて良かった。自分自身も身の回りで苦しんでいる加害者家族がいたら手を差し伸べられる人間になりたい。そして「犯罪者の家族もまた犯罪者」と見る社会、それに迎合した集中砲火的、糾弾的取材をしてしまうメディアも変わって欲しい。本書を読み、そう思った。
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50 人中、40人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By たか トップ1000レビュアー
本書では、マスコミなどを賑わせた凶悪事件の加害者側の家族に起きた悲惨な実態を追っている。

その多くは、住んでいる土地を追われ、離職、離婚あるいは自殺するケースすらあるなど悲惨の一言に尽きる。
これは、インターネットが普及する中で個人情報の完全なシャットアウトは不可能なことやマスコミの過熱報道も背景にある。
また、こうした犯罪の加害者側では親や兄弟のみならず親戚までも迫害されることもある。
驚くことに米国では子供が凶悪な犯罪を犯すと家族に多くの励ましの手紙が届くという。
加害者を責め立てて生き難くするのが日本社会の特徴なのかもしれない。
ただ、日本では加害者家族を支援する制度が殆ど機能していない(被害者救済の動きがようやく始まったところ)。
その結果、家族や親類が凶悪犯罪を犯した場合は、ほぼ先の人生が絶たれる恐ろしさを感じるなど、加害者側の悲惨さがよく伝わってきた。
特に、冤罪により一家離散となるようなケースは目も当てられない。

ただ、本書を読んで若干の違和感があったことは、当然のことながら被害者家族はもっと悲惨だということのほか、果たして本書で取りあげているような凶悪事件意外では加害者家族が無責任なケースはなのか、ということである。

これまで、マスコミでは加害者側の家族に焦点を当てることが少なかったため、再犯の防止の観点からも本書が加害者救済の取り組みのきっかけとなればと思う。ただ、あくまで被害者救済をより充実させるのが優先であると個人的には思った次第。
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加害者家族を呼んで 0 2011/01/15
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