剣岳の測量を行った地図屋さん達のものがたり。明治時代には大変だったのだろうとおもいつつ、現代に登攀を繰り返して映画にするのも、実は命がけの仕事。
映画そのものは淡々と進められる、軍部、地図屋さん、ガイドさん、奥さんたちの物語。美しい日本の四季とともに、その美しさと厳しさを堪能できる。
まさに剣岳。
Webで公開されているメイキングが実は面白い。俳優さん、撮影陣が、現代装備とはいえ、やはり人力で険峰を登るしかない。それって足をふみはずしたりしたら、本当の事故につながる命がけの仕事。
ものすごい緊張感のなかでチームワークでアートを創り出す。しかも自然の気まぐれと微笑みを読みながら。
普段の私たちの仕事も、通常は淡々とすすめられるもの。それでも一歩まちがえたりすれば、大きな影響があるもの。
だからこそプロの技、仕事師としての仕事を達成し続ける必要がある。
映画で楽しみ、撮影陣に思いを馳せ、先人の汗と涙に感謝しつつ、我が仕事を見直して誇りをもってあたろうと決意する。
深く考えると、沢山のことをおもわせてくれる映像作品。
そんなことを考えたりせずに、とても綺麗な日本の大自然と、自然やライバル、同僚たちとの協業を楽しむ、というところに行きつく映画かもしれません。
平成につくられた、日本の誇る、日本の美しさを堪能する大作だと思います。