オペラシティが建つ初台という土地の話から,第2国立劇場が作られることになった経緯と変遷,どのようにして全体像が出来上がっていったのか,施設の随所に仕組まれたアートの解説などオペラシティを訪れる人にはとても面白い。当初はついていなかった回転扉がなぜ取り付けられたのか,ロゴのデザインは何を意味しているのか。コンサートホールの音響特性など,この1冊でこの巨大な複合施設の事情通になれる。
さらに芸術監督としてオペラシティにかかわり1996年2月に完成を見ることなく亡くなった武満徹氏の発言要旨なども収録されており,一読の価値がある。 (フリーランス・ライター 土田 武彦)
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