毛利小五郎に関係する名前に数字(もしくは連想できる文字)が入っている人物が、13から順に命を狙われていくというのは面白い設定だと思います。ただ、終盤まで全員が真犯人のミスリード通りに思考してしまっている為に、「一体誰が犯人なんだ?」とコナンですら推理しないのはちょっと面白味に欠けると思います。
今作は前作同様かなり大規模な事件になっているんですが、前作では火薬庫から爆薬が盗まれるなどの伏線もちゃんと説明されていた為に、荒唐無稽ではあるものの納得出来る部分も多くありました。しかし、今作ではなぜこのような大規模工作を実行出来たのかという背景説明が全くなされていない為に、無理があるのでは?と感じる部分も多々あると思います。13番に該当する人物が居なかった為に、文字通り数合わせの為に名前を「十三」にされた目暮警部もちょっと不憫でした。
映画「スピード」や「未来少年コナン」へのオマージュとも取れるシーンもあり、シナリオ自体は上手くまとまっていると思いますが、歴代の劇場版の中での評価はあまり高くないようですね。
否定的な部分を多く書きましたが、今作の犯人の犯行動機は、原作やアニメ版も含めても最も特異と言っても過言ではないので、声優さんの熱演も合わせてやたら記憶に残っています。犯行動機告白のシーンなどは未だにセリフを全て覚えているくらいです。理由は謎ですが何度も観てしまう映画の一つです。
BD版はデジタルの様なくっきり画質では無いですが、精細感はDVDの比ではないです。買っただけの甲斐はありました。大画面でも違和感は無いと思います。
最後にどうでもいいですけど、パッケージの阿笠博士はちょっとヤバイです。黒幕とか言われてもこれじゃ文句を言えないでしょう…