どうもこう、納得いかない感じで劇場を後にした、という印象が残っていて、そのためDVDもノーマークだった『響鬼』劇場版だが、こうして“ディレクターズ・カット版”として10分ちょっと長くなった(約90分。追加の総量は約15分とか)、それだけでこうも印象が変わるものかと、ちょっとビックリ。かなりよくなったし、ある程度だが、納得もいくようになった。ネット上での好評ぶりも、これだったらわかる。音声はサラウンドと5.1ch、加えて坂本監督+いのくまカメラマンによる音声解説も収録。
特典ディスクには、予告・特報・舞台挨拶、そしてTV版『響鬼』の番組中で流れた、明日夢(栩原楽人)とゲスト陣によるミニコント《ご当地ライダー激闘ファイル》などのほか、劇場版の公開直後に単品でリリースされたメイキングDVD『O・N・I 』の、新編集による増補版が。しかもこのメイキング、もともと約47分だったものがここでは約83分となり、これは大増量といっていい。TV版も含め、『響鬼』の撮影現場の様子を伝える映像はほとんどないだけに、そういった意味でも貴重なメイキングとなった(小学館からの劇場版ムック『Preview Issue』についてきたメイキングDVDとは基本的に同じ素材だが、重複しない映像もある)。ヒビキ(細川茂樹)と響鬼(スーツアクター=伊藤慎)が何やらなごんでいるツーショット、トドロキ(川口真五)の現場でのあしらわれっぷりなど、見どころ満載。これで、あの―もともと劇場での上映用に制作されたという―もはや伝説といっていい、オロ○ミンCのCMが収録されていれば、もっとよかったかな・・・、と。