原作も読んだことがありますが、実写といえばあまり良い印象はありませんでした。しかし物語の季節になるにつれ急に観たくなって、今回購入。
アニメでのブーム以来、ごきげんようと百合と萌え目線で有名になったマリみて。そのマリみてが、実は古めかしい学園で青春をおくる少女たちの物語なのだと私も思いを馳せ、なんだか嬉しくなりました。
話は基本小説忠実に。少し省きながら。懐かしさを覚えながら。
キャラクター似合うか云々は実写となれば好み等々あるので割愛。祥子様は演技も含め、麗しく間違いなくハマり役。
演技に関しては初演技のモデルさんもいるので、向こうの照れも伝わり、こちらもむず痒い気分になります。が、慣れます。原作付きを演じればプレッシャーに違いないのに精一杯頑張ってるなぁと。最後は画面越しに伝わる役者同士の距離の近さに微笑ましくなりました。
でもそれよりも必見なのは、学園。古くて、ギシギシ音が鳴る床。うす暗い教室、狭い廊下。そして薔薇様が過ごす館はイメージそのままで感動を覚えます。 人物の心象風景を表したかのような高貴さと静けさ、寂しさを交えたメロディーに夕暮れの風景も良い演出。
次回作は無理だよなぁとは正直感じます。しかしあの古めかしい館と役者陣のひたむきな姿に、続きも観たいと感じさせた不思議な魅力がある映画でした。