TVでの『家なき子レミ』が終了し、地上波での世界名作劇場が終了した1997年3月に、劇場版(映画版)世界名作劇場として22年ぶりに、完全新作としてリメイク、全国公開された作品です。
TVシリーズとはまた別に、劇場シリーズとしてかつての人気作をリメイクして公開していこうという企画だったのですが、この作品と続く『MARCO』の2作品で終了してしまいましたが、両作品ともクオリティーは劇場版ならではの非常に優れたものでした。
いわゆるTV版のダイジェスト・総集編のようなものでは決してなく、一本の独立した映画作品として制作されています。
ストーリーもTV版は、前半はオリジナルのストーリーが結構あったのですが、この劇場版はむしろ原作のストーリーにより近い形で脚色されています。また、大人になったアロアの回想という形でストーリーが始まっていきます。
映像美がすばらしく、特にラストの大聖堂のシーンではCGを取り入れた奥行きのある映像描写となっています。一方、キャラクターデザインについては、昔のTV版のイメージを大切にしつつも、『ロミオの青い空』の佐藤好春さんが担当したため、ネロが『ロミオ』のアルフレドを幼くしたような雰囲気になっていました。(TV版は、森やすじさんが担当)
TV版よりも感涙度は数倍上になっています。(ストーリーがとぎれないため)
一見の価値のある作品に仕上がっています。