ダグラム、ザブングルとも、少年時代の心に刻んだ名作です。
しかし、残念なことに私の住む町では、この2本立てが上映されませんでした。
そのまま、永遠とも言える長い時間が過ぎ去って…(笑)。
これらの作品は劇場用にダイジェストされていますが、人間のダイエットに
例えればまさに「餓死寸前の激ヤセ」状態でしょう。
それなのに、見たとたんオンエア当時の感動がとめどなくあふれてくる!
「ザブングル・グラフィティ」のTVとは違うラストシーンを初めて見て「Z
ガンダム3〜星の鼓動は愛」のような、良い意味での肩すかしを感じました。
ザブングル一座の最終公演には、やはりハッピーエンドが似合います。主人公
メカがいきなりしょっぱなから2台登場したりとか、後半の主役メカ交代もこの
作品が元祖だったと思います。当時「パターン破りにもほどがある!!」と言わ
れた作風は、今見ても楽しいです。
「ドキュメント・ダグラム」に至っては全75話からの編集ということで、
「はしょるにもほどがある!!」と、改めて驚きましたが、物語の大筋とともに、
作り手が、1人ひとりのキャラクターに語らせた思い、若者世代(プラモ世代に
届かない子供も含む)への熱いエールを感じ胸が熱くなります。また、総監督
自身によるセルフパロディの、「チョロQダグラム」も型破りでした。
どちらの作品も、その感動は、オンエアをフォローした世代が共有できるもの
と思いますが、作り手の「伝わるかどうかではなく、まず伝えよう」という姿勢
は、その物語とともに私の胸を熱くしてくれます。
ぜいたくを言えば、両作品の全話収録BOXをフルセット購入して全話見た後に、
この2本立てを見たいところですが、全くオンエア作品を見たことのない人が興味
の取っかかりに見てみるのも1つかも知れません。
「どうせまた、後からBru-rayで出るんじゃない」と疑心暗鬼で購入の手が鈍っ
たのは事実です。しかし、考えてみればまだDVD画質にも届かなかった時代の作品
ですから、ある意味ジャストサイズなのかも知れません。
この2本立てを見て、改めて「俺たちは、まだ走り続けているか?」と自問した
いと思います。