劇場版も5作目にして初めて黒の組織がストーリーに絡む話になっています。
灰原や少年探偵団など、過去作では脇役に過ぎなかった彼らが重要な役目を担うなど非常に観応えがあります。
明日の行き先を留守録に告げる灰原の行為の意味や大人すぎる光彦くん、t=√(2s/g)以下略…な子供置いてけぼりの展開など、気になる部分も多いですが、劇場版ストーリーとしては上手くまとまっており、娯楽作としては非常に楽しめると思います。
黒の組織が絡んでいることもあり、肝心の連続殺人については他の作品に比べ印象が薄くなってしまっていますが、伏線も無理なく仕上がっています。
本作のメインはやはり苦悩する灰原と、奮起する少年探偵団による決死の大脱出だと思うのですが、「灰原さんがカウントを止めないんです!」からラストシーンまでの一連の流れは非常に多くの見せ場が詰まっており、見終わった後は非常に爽快な気分になれます。ただ、燃え盛るビルを見て「真相は闇の中じゃな」と宣う阿笠博士の発言はどうかと思いましたが…
因みに、お粗末なゲームの賞品として登場した影の主役「マスタングコンバーチブル」ですが、アメ車スポーツカーでは珍しいオートマチック車というのが採用の決め手かと思われます。以外に細かいところでも設定に気を使っていたのは評価出来ます。是非乾かして原作にも出して頂きたかった…