原作ファンと初見の人とで評価は全然違うと思います。前者の評価は低く、後者は高いと思います。出崎節の画面を二分割したり、同じショットのリフレイン、劇画調のストップモーション(止め絵)、光を使用した画面の演出などがいたるところに散りばめられています。やっぱりこの人の演出は素晴らしいなと思いつつも、演出のインパクトが強すぎて、この作品には合ってないようにも私には感じられました。ストーリーも独自の解釈になっており、ゲームをプレイした人には納得できなかった点が多々あったと思います。物語を時間内に無理矢理収めた感があり、よくまとまっているのだが、人物描写がかなり薄く感じられました。不自然な展開がよくあり、府に落ちない展開が多かったです。あと音楽がちょっと安っぽい感じで違和感がかなりありました。雰囲気もどことなく昭和っぽい感じでした。出崎監督と作品のジェネレーションギャップが激しく、この作品の監督には向いてないように思えます。京アニのTVアニメ版の方がはるかに良い出来栄えです。しかし私の友人は、全く原作を知らずに見に行き感動して、素晴らしい映画だと絶賛していましたから初見の人にはいい作品なのかもしれません。映画としてのレベルは決して低くなく、逆に高いと思われます。そのことを含めて星4つにしました。