これまで、数々の作品が映像化されてきた劇団四季の作品のなかでも、この作品の映像は、感動が直球で伝わってきます。
映像としては、霊界を描いたブルー系の光が、自然に表現されている「夢から醒めた夢」。声も非常に聞き取りやすいです。劇団四季のオリジナルミュージカルであり、その母音法の良さとマッチしている作品です。
音質も、劇場では生の舞台で割れてしまうセリフもありますが、この映像のなかでは、音量が調整されていて、劇場のスピーカーから聞こえるよりもソフトな感じの音声が楽しめます。逆に言うと迫力が減っている印象とも言えるかもしれません。
生の舞台と映像の舞台は、違う感動があります。映像は、さまざまな場所からとらえたカメラが、1つの作品を多面的にとらえてくれています。編集が入っている別の作品と位置づけることも可能ですが、これまで自分では見逃していた俳優のしぐさやダンスが映像でアップされていたり、字幕を映せば、通過するだけのシーンをより深く探ることができるかもしれません。
内容に関しては、いろいろな方々が、今後もレビューを書いてくれることと思います。
生きることの喜びを伝えた「夢から醒めた夢」。2011年の東北に元気を与えた「ユタと不思議な仲間たち」。
生きる喜びや大切な心の温かさが、赤川次郎さんと三浦哲郎さんによる原作と、三木たかしさんの音楽で創り出されます。
さまざまなキャストや演出で繰り返し上演されてきた劇団四季のオリジナルミュージカル。
この作品の2011年の姿を、手元に残すことができる作品です。現在販売されている劇団四季の作品映像のなかでは、最もお勧めできる2作品です。