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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
1坪半からのスタート,
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レビュー対象商品: 創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある―海洋堂物語 (単行本)
食玩といえば海洋堂、その創始者の著書。正直言って整った文章とは言い難いが、内容は面白い。ガリ版の時代からPR紙を精力的に発行してきた著者だから、この本もプロの入れ知恵なしに書かれたものかなと推察。1坪半のプラモ屋「海洋堂」開店前夜のくだりなどは実にワクワクする。 プラモ屋を始めたこと自体は勢いのようなものだったが、やがてプラモを通して子供と関わり、子供の置かれている環境を思い、社会的な意義を見いだしていく筆者。斬新な施策をつぎつぎに繰り出す海洋堂と、それを取り巻く人や企業の浮き沈みが語られる、興味深い一冊。
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
未だに夢を失わない現役の商売人の心意気,
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レビュー対象商品: 創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある―海洋堂物語 (単行本)
食玩で有名になった「海洋堂」。その代表取締役にして75歳を超えても、未だに自社の模型による世界制覇の夢を追いかけている。そんな良い意味で大人げない模型商売に人生をかけた大旦那の自筆による自伝です。ゴーストライターを使っていないことは、海洋堂の宣伝紙で拝見した特徴のある(真似のできないアクの強いくせのある)文章と同じことで分かります。模型業界では、もはや生ける伝説。誰もが知りたくても訊けなかった数々の逸話が、ご本人によって明らかにされているのですから、こんな面白い話を知らずにいるのは一生の不覚というものです。他の人が書けば裁判に訴えられそうな危ない話題も、名調子で見事に一刀両断してくれてます。 モノ創りにこだわった頑固な(時には妥協し)職人の苦労と情熱を味わう本です。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ホビーを文化に引き上げた立役者の飾らない自叙伝,
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レビュー対象商品: 創るモノは夜空にきらめく星の数ほど無限にある―海洋堂物語 (単行本)
海洋堂と言えば、優れたフィギュアを世に出し、それは世界中に評価され、ワンフェスを主催し、ミュージアムを主宰し・・・と、「プラモケイ」を 文化の域までの高みに引き上げた立役者であることは、衆目の一致するところ ではないでしょうか。 この本は、そんな海洋堂を一坪のモケイ屋から立ち上げた立志伝中の人、 宮脇修の大半生を、本人が飾ることなく書き上げた自叙伝です。 お世辞にも上手いとは思えない無骨な文章ですが、その分彼の暖かく真摯な 人間性が滲み出されています。その時々には、血も涙も滲むような努力・苦労が あったのであろうが、そんなことはオクビにも出さずにサラッと、楽しかった記憶 だけが走馬灯のように繰り広げられる創世記のお話。さまざまな局面で、素晴らしい 人々との出会いがあり、それが彼を、海洋堂を支えてきていることも、彼の朴訥と した熱い文章で綴られています。とりわけ、創業時の問屋の「姫」、奥方、中国工場 との初期の交渉に欠かせなかった通訳女史・・・さまざまな女性の力添えに対して、 感謝と愛情を持って著されています。 何より、30歳を過ぎ、子どもも小学校に上がろうかという時に、定職に就こうと 決心した、オモロイオッサンの、それ以降の奮闘記は、勇気と元気を与えてくれます。 起業のノウハウ、商売のイロハ、そのようなモノを期待される方には不向きではあり ましょうが、人生の中で、始めるタイミングに「遅い」ことはないんだな、と感じさせ られました。それが、75歳を過ぎてもなお、夢を追い続ける氏の姿勢から学ばして いただけました。
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