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剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)
 
 

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫) [文庫]

宮本昌孝
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

応仁の乱後、足利将軍の権威は失墜、下克上の乱世を招いていた。天文十五年(1546年)、十一歳の菊幢丸は元服して名を義藤(後の義輝)と改め、父義晴から将軍職を譲られた。しかし三好長慶の反攻にあってしまう。近江に逃れる途上、旅の武芸者の手練の技を見た義藤は開眼し、峻烈な武術稽古を始める。風雲急を告げる戦乱の巷を舞台に、剣士として生きようとした義輝の一生を颯爽と描いた歴史巨編・待望の新装版で登場!

内容(「BOOK」データベースより)

十一歳で室町幕府第十三代征夷大将軍となった足利義藤(のちの義輝)の初陣は惨憺たるものだった。敗色濃厚と知るや自ら城に火を放ち逃げ出す幕臣たち。一人戦場に挑んだ己の無力。既に将軍の権威は地に墜ち、世は下克上の乱世を迎えていた。窮地で旅の武芸者の凄まじい剣技を目撃した少年将軍は、必ずや天下一の武人になると心に誓う。圧倒的迫力、一気読み必至の歴史巨篇ついに始動。

登録情報

  • 文庫: 362ページ
  • 出版社: 徳間書店; 新装版 (2011/11/2)
  • ISBN-10: 4198934614
  • ISBN-13: 978-4198934613
  • 発売日: 2011/11/2
  • 商品の寸法: 15.1 x 10.9 x 1.5 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By aquatio VINE™ メンバー
形式:文庫
恥ずかしながら、私はこの小説の紹介を朝日新聞の日曜版で知るまで作者宮本昌孝と言う人物の存在を全く知りませんでした。申し訳ない。
しかし、実に新鮮な発見だった。
最近発見した時代小説と言うと、変化―交代寄合伊那衆異聞 (講談社文庫)がある。本作品は、ちょうど校の交代寄合のシリーズの最初の巻のような、からっとした明るさとスピーディさがある。
しかし、本作品は、はるかに緻密で、ドラマチックであり、ロマンも奥深い。たいそう面白く、まさにエンターテインメントとしても一級の作品と思う。作者を知らず本当に恥ずかしい思いでした。

ストーリーとしては、基本的に史実に基づいている。だが、本来戦国時代と言えば、武将が主人公で、末期の足利幕府の存在は、従来の小説ではほとんどおまけ、道化、にしか描かれてこなかった事実がある。
しかし、この作品で捉えた、足利幕府末期(最後ではないが実質的には最後と言っていいだろう)の将軍義輝の人物のなんと生き生きとして魅力的なことか。歴史的な人物で、意外に表に出ず一般に知られていなかったと言う例は、北方謙三の武王の門〈上〉 (新潮文庫)に見られる、懐良親王に似る。どうも歴史時代小説は、若干武士に偏るのではないか、と思ったですね。特に、江戸までの時代には、こうしてみると、なんのかんのと言って、天皇あるいは公家の存在は、単なる飾りやおまけではなく、歴史そのものの重要な立役者だったことがわかる。

とにかく知らなかった。作者も、ストーリーの中心である主人公義輝の存在も。
そして、ただそれを知っただけではなく、こんな面白い渥美のある、素晴らしい小生を読めてとてもうれしいと思うのです。ちなみに、上中下三巻を仕事のある平日にも関わらず、4日ほどで読んでしまいましたが、夜、区切りまで寝られない状態になることは覚悟ですよ!
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キッズレビュー
形式:文庫
室町時代の応仁の乱以降、足利将軍家の力は地に落ちた。細川、三好などの守護大名、守護代に政権が独占される中で、将軍として一人気を吐いたのが主人公である第13代足利義輝である。剣術を塚原卜伝にならう剣豪将軍で、政治面においても上杉謙信、織田信長、武田信玄らと連絡をとりあい将軍の権威の向上に努めたなかなかのやり手であった。物語の中でも、三好、松永と戦うが、軍事面でも立場が苦しい将軍家に義輝のような「悪将軍」と呼ばれるキャラクターの男が生まれたところに義輝の悲劇があったといえよう。江戸幕末に生まれればおもしろかったのではないか。この物語は内容的には、青春期、諸国回り、三好、松永と

の争いとしっかりとした構成で、足利義輝という人物がもっと歴史上で

見直されるのにいいきっかけになるのではないかと思われる。また、義輝をとりまく浮橋、小侍従、朽木鯉九郎、明智光秀とのやりとりも絶妙である。ぜひ足利13代将軍義輝を多くの人に知ってもらいたいと思う。

NHK大河ドラマにもしてもらいたいと思う。

配役としては、足利義輝…渡辺謙、朽木鯉九郎…村上弘明、三好長慶…

中井貴一、松永弾正…柄本明といったところがよいのではないかと思う。

                             以 上
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12 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
時代小説を市井物と武家物とに大別すると、この作品は後者の面白さを集約したような作品です。

数ある足利将軍の中でも稀代の剣豪家である13代将軍足利義輝を題材としたこの作品は、基本ベースは剣豪小説にありながら、主人公が将軍であることと時代背景が戦国時代であるため三好一族・松永弾正は勿論、道三・上杉・武田・織田・徳川・豊臣・明智らありとあらゆる戦国時代のキラ星が登場し政争を繰りひろげます。さらには海戦あり忍者あり純愛ありと、これでもかこれでもかといった具合に時代小説ファンを攻め立てます。
武門系の作風が好きな方には絶対お勧めします。
まるで、若き日の司馬遼と、硬派の隆慶・北方、時には白石が交代交代で書いたリレー小説の様な印象を受けることしきりです。

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