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剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫)
 
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剣客商売〈8〉狂乱 (新潮文庫) [文庫]

池波 正太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

足軽という身分に比して強すぎる腕前を持ったがために、うとまれ、踏みにじられ、孤独においこまれた男。秋山小兵衛はその胸中を思いやり声をかけてやろうとするのだが、一足遅く、侍は狂暴な血の命ずるまま無益な殺生に走る…表題作「狂乱」。ほかに、冷酷な殺人鬼と、大治郎に受けた恩義を律儀に忘れない二つの顔をもつ男の不気味さを描く「仁三郎の顔」など、シリーズ第8弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池波 正太郎
1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 新潮社; 新装版 (2002/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101157383
  • ISBN-13: 978-4101157382
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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By take_d VINE™ メンバー
形式:文庫
 池波さんの本は面白くて、それこそ1冊読み終わるのは読者にとって、それこそ、
 「あっ・・・」
 という間ですが、気付くと丑の刻だった、なんて事は、彼の読者であれば一度や二度はご体験している事と存じます。まさに狐につままれた・・・。そんな気分になってしまう事がままある訳ですが、この「狂乱」の中の一篇、「狐雨」もまさにそんなお話しであって、伏見稲荷の神通力を備えたお狐様が、かげながら大活躍なさる、実に面白おかしな内容で、ほぼこれ全編刃傷噺という「剣客」ワールドの中でも一層際立っております。
 また、よく、本編の主人公が「天狗」とか「河童」とか言われて、ちょっとした悪戯をしでかしておりますけれども、池波正太郎というお方は、まさに、
 「天狗そのものなのではないのか、ナァ」
 と思い巡らすのも、楽しい事です。僕は何故か、この「狐雨」を読み返すのが大好きです。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この剣客商売という本は、私が読んだ本の中でもとても面白い部類に入ります。本物の剣客物だと思います。しかもただそれだけに終わるのではなく、人の心の複雑さや、哀しさ、そして素晴らしさが解る本だと思います。どの世代の人も一度は読んでみるべき本だと思います。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
今回の作品では、「人の心」について考えさせられた。表題作「狂乱」では、恵まれぬ環境や
ほかの者からのひどい仕打ちで心がゆがんでしまった男を描いているが、もし彼に理解者が
いればそこまで心がゆがまなかったのでは・・・と思う。秋山小兵衛が気づいたときには、
事態はどうにもならないところまで追いつめられていた。哀れというよりほかない。
また、「仁三郎の顔」では、仁三郎の徳次郎への思いと大治郎への思いが極端に違い、恩義と
憎悪の間を心が行ったり来たりする描写が面白かった。
この作品を読んでいると、さまざまな人間ドラマからさまざまな人たちの心が見えてくる。
ほのぼのとする話ばかりではなく、時にはぞくっとする話もあるけれど、どれも読み手を惹き
つける話ばかりだった。
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