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剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫)
 
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剣客商売〈7〉隠れ蓑 (新潮文庫) [文庫]

池波 正太郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

盲目の武士をやさしくいたわる托鉢僧―旅の途中で出会った、年老いた二人連れが何故か秋山大治郎の心に残った。江戸に帰った大治郎は、偶然試し斬りされかかった件の老僧を助け、二人が二十八年におよぶ仇討ちの敵同士であることを知る。人知をこえたその絆の不思議さを描く「隠れ蓑」。小兵衛が小金持ちの隠居と見られて盗賊に狙われる「徳どん、逃げろ」など、シリーズ第7弾。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

池波 正太郎
1923‐1990。東京・浅草生れ。下谷・西町小学校を卒業後、茅場町の株式仲買店に勤める。戦後、東京都の職員となり、下谷区役所等に勤務。長谷川伸の門下に入り、新国劇の脚本・演出を担当。1960(昭和35)年、「錯乱」で直木賞受賞。「鬼平犯科帳」「剣客商売」「仕掛人・藤枝梅安」の3大シリーズをはじめとする膨大な作品群が絶大な人気を博しているなか、急性白血病で永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 386ページ
  • 出版社: 新潮社; 新装版 (2002/12)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4101157375
  • ISBN-13: 978-4101157375
  • 発売日: 2002/12
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この巻は、剣客商売の中でも私が好きな巻です。人の心のやるせなさや、運命の哀しさを、とても素直に見ることができます。
剣客商売は、主人公達の魅力もさることながら、一つ一つの話に出てくる登場人物たちがとても魅力的だと思います。人の世の善と悪は紙一重ということがよくわかります。お勧めです。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Carouselambra VINE™ メンバー
形式:文庫
池波先生の筆も、最高潮になり、状況描写は冴え渡る一冊になっています。

とりわけ、本編では登場人物の人智を超えた心の機微、あり方が絶妙な筆致で
描かれていると思います。表題作「隠れ蓑」での何十年にも亘る盲目の浪人と
僧侶の旅路と心の行く末が、「徳どん逃げろ」では老盗人の人柄・心意気という
ものが、メインキャスト達に深く刻まれていき、そして読者を感銘させるものと
思います。

現在、剣客商売シリーズを読み進めている最中ではありますが、この一冊は
これまでの作品よりも、筆者の心に更に深い感動を与えてくれました。
現代のニュース等が、心が荒むような事象ばかりでげんなりしかかっていますが、
このような作品に出会うと、ホッとします。
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形式:文庫
目の見えぬ武士と、その武士を助けいたわる老僧。旅の途中でふたりに出会った大治郎は、
強く心を揺さぶられる。だがこのふたり、実は仇討ちの敵同士だった!彼らに危機が迫ろうと
したとき、小兵衛、大治郎父子が立ち上がる。表題作「隠れ蓑」を含む7編を収録。
「剣客商売」シリーズ7。

表題作「隠れ蓑」では、人の心の不思議さや絆というものについて考えさせられた。老僧は、
盲目の武士にとっては親の仇だった。彼は、自分が討たれる前に隙を見て、盲目の武士を
倒すこともできただろう。だが、それをしなかった。盲目の武士を守ることに、おのれの人生の
全てをかけたのだ。ふたりの間には信頼関係が生まれ、固い絆で結ばれていた。もし武士が、
老僧の正体を知ったとしたら・・・。何も知らずに終わってしまったことが本当にいいことなのか、
やりきれない思いがした。
7編どれもが味のある話だった。「徳どん、逃げろ」では、傘屋の徳次郎への八郎吾の思いに
ほろりとさせられた。読後、強く余韻が残る話だった。
さて、小兵衛、大治郎父子は、次にどんな活躍を見せてくれるのか?とても楽しみだ。
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