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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0
上手なんだけどね~,
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レビュー対象商品: 刺客変幻―闇を斬る (徳間文庫) (文庫)
直心陰流の達人、鷹森真九郎が、江戸で暗躍する“闇”と呼ばれる暗殺集団と死闘を繰り広げます。前作の闇を斬るも読みましたが、文章もきれいだし、表現の仕方も丁寧だと思います。しかし、時折話の内容についていけないときがあります。結構複雑に絡み合った事件を描いていますから、私の読解力がないと言われればそれまでなのですが、ところどころで、「えっ、それ何のこと?」と、首をかしげるところがあるのです。しょうがなく、前のページに戻ってみるのですが、それでもわからないところがあるのです。
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
品格のある武士の姿と剣を抑制のきいた文章が鮮やかに描く,
By 行人 "無人" (東京都葛飾区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 刺客変幻―闇を斬る (徳間文庫) (文庫)
荒崎氏のこの書はシリーズ第一冊目で現在まで三冊刊行されている。いま時代小説はブームを巻き起こしているが、そのなかで、荒崎氏の落ち着いた抑制された文章は達意の文で独自の世界を書きつづる鳥羽亮、長谷川卓氏らにも匹敵する。同氏が描き出す鷹森真九郎という品格のある武士とその波乱に満ちた世界は、まさしく群を抜いている。「真九郎は、書見台をだして客間で漢籍をひらいた。病ででもないかぎり、昼間から横になることはない。窮屈ではあるが、それが三民に範をたれねばならぬ武家の生き方であった」とあるとおり、武士としての心と振る舞いを大切にするやや融通の利かない武士であるが、その真面目な生き方が長屋住まいの町人、富裕な商人、同心、町奉行というふうに多種多様の人間達の信頼を引きつける。その世界はしかし波乱に満ちていて、真九郎は国許では四国今治藩で目付の要職にあったが、上意討ちを契機に陰謀に巻き込まれ、愛する女性雪江と藩を脱し江戸に逃れてくる。江戸では幸いにも直心影流宗家団野源之進道場の師範代の一人に迎えられ筑後柳川藩に代稽古に通うことになり、夫婦二人の生活の場を得ることができるが、上意討ちとも絡む謎の陰謀集団<闇>との行きがかりから、多くの剣客や盗賊と死闘を繰り広げ、三巻までにすでに五十に届く命を奪うことになる。多くの血を流しながら、師の教導もあって、真九郎は自らを省み武士としての矜持を失わない。雪江との交情も微笑ましい。なお特筆すべきは真九郎がその太刀ゆきの速さと体捌きによって達成しつつある弧乱、霧月という刀法とその戦い方であり、そのリアルな描写によって読者は相手の剣が身に迫るようなすさまじい剣の場に巻き込まれる。他の追随を許さない迫力である。謎に満ちた物語の展開にも興味が尽きない。四巻が待ち遠しいが著者は多作の人ではない。
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