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制約されざる人間 (フランクル・コレクション)
 
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制約されざる人間 (フランクル・コレクション) [単行本]

ヴィクトール・E. フランクル , Viktor E. Frankl , 山田 邦男
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 2,310 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

“精神”の優位性を論証する。人間は遺伝や環境の産物ではない。―あらゆる還元主義・虚無主義を批判し、人間精神の主体性・自立性の回復を訴えるフランクル哲学の本格的展開。

内容(「MARC」データベースより)

人間は遺伝や環境の産物ではない。あらゆる還元主義・虚無主義を批判して「精神」の優位性を論証し、人間精神の主体性・自立性の回復を訴えたフランクル。その主張が哲学的・人間学的に基礎づけられて本格的に展開。

登録情報

  • 単行本: 268ページ
  • 出版社: 春秋社 (2000/07)
  • ISBN-10: 439336418X
  • ISBN-13: 978-4393364185
  • 発売日: 2000/07
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 260,248位 (本のベストセラーを見る)
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33 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「夜と霧」「それでも人生にイエスという」を読んだ後この書を手にした。
正直言って難解でかなり哲学書慣れした人でないと読みにくい。
私は3回放り投げたがなぜかどうしても気になって4度目にやっと読了した。
この書の特徴は、強制収容所体験者、医者であるフランクルより
哲学者フランクルが前面に出ていることであろう。
テーマは「人間はいろんな辛い制約をうけて生きるが同時にそこから自由に生きる
(ひどい環境にも関わらず)こともできる」ということだ。
なぜ出来るか。それは精神があるからだ。、、、このように主張するには
「精神の優越」を証明せねばならない。その為にどうしても
第2章は難解にならざるをえなかったのであろう。
幾何学、大脳生理学、動物学、、、など驚くほど広い分野に話が及ぶ。
読後、眼前の世界が広くなったように感じる。
そして「どんな境遇におかれても尚生きて行ける可能性が
自分にもある」と感じて静かな希望がわいてくる。
翻訳も、心を込めて訳した様子が伝わってくるような訳で、
それにも感動した。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
本書は、R.シュタイナーの『自由の哲学』やF.A.ハイエクの『隷属への道』と同様に、人間の精神が本質的に自由であることを明らかにする名著である。

フランクルはナチスの強制収容所の体験から、人がたくましく生きるためには“期待に満ちた喜びは有効ではなく、充足された喜びだけが有効なのである。”ということを見いだした。それを、生きる“意味への意志”と言っているようである。これは、どういうことであろうか?確かに、“期待に満ちた喜び”は確定していないことで、“不安に満ちた悲しみ”と表裏一体なのかも知れない。しかし、“充足された喜び”が本当に万人に共通なものなのであろうか?

これを明らかにするため、フランクルは人間を「身体的+心的+精神的」の統一体と捉え、存在的(空間的)と存在論的(空間と精神の関係論的)という対比を導入して「精神的」なものが持つ特異性を示している。この「精神的」なものが把握する『実存的認識』は神との接点を予感させるが、宗教を持ち込むことを避けようとして神の存在に触れないもどかしさが説明を分かりにくいものにしている。

しかしながら、フランクルの言う“充足された喜び”を、1)自己中心の考えから自由になり、2)期待や不安によりすべてを疑い惑うことから自由になり、3)因果の道理を体得することから低級な信仰や道徳に固執することから自由になること、と受け止めるならば万人に共通であることは理解できる。
このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
人間は、制約されない自由意志を持っている事を、自然科学者として語ったもの。
人間の全体は、身体的なものと心的なものとの統一によって構成されてされているのではなく、精神的(geistlich)なもの、精神的実存、精神的人格とか超生命というものが、その本質をなしており、医学はまさにこの領域を対象とすべきであるという。
人間の身心は、系統発生でも個体発生からでも、引き継がれた染色体によって、規定を受けるが、精神的実存は、規定をうけない。それは、伝達されないもの、両親から子供へ伝えることのできないものだと。しかし、精神的実存は、究極的なもの、根源的なもので、実際にいかなるものであるかは、たとえすべての知力を尽くしたとしても、人間である限り、知ることができないものである。
その上で、それが、心身の死滅後も生き続けるのかどうかという問いには、こう答える。人間は、誕生の時に、はじめて時間を獲得し、死の瞬間に、時間の意識を失うだけでなく、時間そのものを喪失すると。人間的実存は、時間と空間の彼岸にある存在なのだ。

このような内容が、医学部での臨床講義だったというから驚く。人間の不死生について、宗教者や哲学者ではなく、自然科学者として、医者として、自らのアウシュビッツ体験や臨床経験を踏まえたもので、傑出した論証である。人間の不死生を自然科学的に納得してしまう。
そのわりには、翻訳の日本語が、もって回った哲学的な文章になっており、読者に哲学書と勘違いさせているので、☆一つ減点。
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