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5つ星のうち 4.0
国家権力とヤクザの深い闇を突く一書,
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レビュー対象商品: 利権癒着―政財暴・権力の構図 (ハードカバー)
私はヤクザについての社会学的な研究を始めたところだが、本書は強い刺激を与えてくれた。私はヤクザ研究にあたり、ヤクザと1対称で、2自己省察を伴い、3ヤクザにとって意味のある立場をという愛を伴ったミクロなスタンスをとろうと思っている。目標はヤクザの解放というマクロなものである。いわば、<内>から考えようとしている。一方、本書は日本社会批判となっており、私とは異なる問題関心を持っている。私には彼らのように巨大な国家権力とヤクザの関係に深く踏み込む度胸は今のところない。ジャーナリストの使命感に心底、敬服する。逆に私との問題関心の違いから私の進む道が見えてきた気がする。彼らは裁判記録等の事後、いわば、<外>から語っているのではないか?もし、取材途中で彼らの運動に巻き込まれていたら果たしてこの書は生まれただろうか?国家権力とヤクザの深い関係を考えるには実は<内>から、できるだけリアルタイムで行うことが望ましいのではないか?あー、また、無い物ねだりをしてしまった。かくして私は再び、自己嫌悪に陥り、もがくのである。
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