20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
利家と対照的な成政がいい, 2004/4/5
レビュー対象商品: 利家とまつ 加賀百万石物語 完全版 第一巻 [DVD] (DVD)
三組の夫婦のホームドラマというキャッチコピーだった「利家とまつ」。女性陣もよかったが、特に個性溢れる男性陣が素晴らしかった。
特に実直すぎて融通のきかない佐々成政を演じた山口祐一郎が素晴らしい。それを観られるだけでも買う価値があるかもしれない。
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5つ星のうち 5.0
人間らしい信長, 2009/6/7
レビュー対象商品: 利家とまつ 加賀百万石物語 完全版 第一巻 [DVD] (DVD)
他の方もおっしゃっていますが、私の考えも「大河ドラマはあくまでもドラマ」なので、史実に忠実であることにとらわれるよりドラマとしてしっかり作られていれば多少のフィクションもいいのではと思っています。史実をさらうだけなら民放やドキュメンタリーの類いでいくらでもありますし。
かといって最近多い「あまりに荒唐無稽な茶番」にはさすがに辟易しますが。
この作品は、信長より先に死ぬはずの吉乃が長生きしていたり、まつがあちこちしゃしゃり出たりと、伝わっている史実と違う部分が確かに多いです。
正直放送当時は「トレンディドラマの俳優を集めた話題作りだけの作品」と呆れていたので、見続けるうちにハマっていくうちに「ドラマは結局、脚本と演出が演者を光らせも曇らせもするのだ」と痛感させられました。
ドラマとしてみた場合、テンポもよく(信長の死後は悪くなりましたが)、演者さんは皆好演しています。
特に『織田信長』という人物の描かれ方にとても共感しています。
これまで散々、信長=冷酷無比のカリスマという描かれ方が極端に行き過ぎてそれが定着してしまった感がありますが、この作品の信長は織田家を束ねる為に見せつけなければならない鬼の部分とは別に、部下の人間関係に細やかな配慮を見せるなどマメな人間らしさが出ていてとても好感が持てました。
明智の処遇に関しても、確かに冷酷な場面ともとれましたが、「政治的な側面」「自省を促したい」という意味での処分なので、接待の失敗で殴りつけるなんて馬鹿げた話にはなっていません。
演じた反町さんは、今までの「作られた信長像」のイメージを大きく崩す事なく(個人的には崩して欲しかったけれど)「どうしても見え隠れする人間らしさ」を表現されていて、難しかったと思いますが本当に好演していたと言えます。
余談ですが、今年を含めてここ数年の大河ドラマに登場する「ありきたりで中途半端な信長」を目にするたびに、「利家とまつ」のDVDを再生して「ああ、やっぱりこの信長がいいなあ」とリセットしています(苦笑)
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5つ星のうち 1.0
タイトルは「まつにおまかせッ!」が妥当。, 2007/9/17
レビュー対象商品: 利家とまつ 加賀百万石物語 完全版 第一巻 [DVD] (DVD)
近年の「ホームドラマ大河」と呼ばれる描き方は、この作品に始まり、
視聴率的に成功したことで、まるで新しい大河ドラマの描き方として
市民権を得たかのようになっています。
私は歴史ファンですが、決して史実を曲げた描き方を否定する者では
ないですし、話が面白くなるのであれば全然アリだと思っています。
また、トレンディドラマ系の俳優の出演についても、時代劇が今後も
ドラマのジャンルとして存在していくために必要なことだと思います。
ただ、それとセットで主人公をヒーロー(ヒロイン)のように扱うことが
多くなっているのには首を傾げてしまいます。「歴史に馴染みの薄い
視聴者層にわかりやすく見せるため」という理由はわかるのですが、
民放の人気ドラマの主人公がみな善人やヒーローかといえば絶対に
そうではないですし、むしろ時代劇に馴染み深い高齢層が見る定番
時代劇の方にこそ、その傾向があります。
このドラマでは「お任せくださりませ」の決まり文句で妻は何でも解決し
常に夫を助ける素晴らしい女性として描かれており、夫も「実は天下を
取った秀吉よりもすごかった男」であるかのように美化されています。
1年を通してじっくりと主人公のいろんな面を描くことができるのが、
大河ドラマの魅力であり、あるべき姿ではないかと思います。
アメリカンヒーローのごとく、何もかも美化してしまってはその魅力も
半減です。まるで子供向け番組を見せられてるような気分になります。
奥方ありきで決まった題材とはいえ、あえて馴染みのない武将を主役に
据えたのですから、「ヒーローにはなれなかった男」という新しいタッチで、
うまく描いて欲しかったです(製作発表時のプロデューサーのコメントも
そんな感じだったハズ)。その辺の新鮮さがあったなら評価は真逆でした。