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利休にたずねよ (PHP文芸文庫)
 
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利休にたずねよ (PHP文芸文庫) [ペーパーバック]

山本 兼一
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第140回(平成20年度下半期) 直木賞受賞

内容紹介

女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。解説は作家の宮部みゆき氏。

登録情報

  • ペーパーバック: 540ページ
  • 出版社: PHP研究所 (2010/10/13)
  • 言語 日本語, 日本語, 日本語
  • ISBN-10: 4569675468
  • ISBN-13: 978-4569675466
  • 発売日: 2010/10/13
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (50件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
38 人中、35人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ペーパーバック
山本氏の作品自体は素晴らしい出来栄えである。特に最後の張り詰めたクライマックスは、利休の異様な本質を露呈させる設定で、長く尾を引く余韻をかもし出す。しかし、作品の直後におかれた宮部みゆき氏による「解説」は、そんな緊張感と余韻とを一気にぶち壊す無神経さにあふれている。松本清張賞やら直木賞やら、高名な文学賞の選考委員をしている人からは想像もできない軽薄な内容で、秀逸な作品を読み終えた直後に、こんな解説を読んでしまった事が悔やまれた。自分が作者の山本氏であったなら、さぞかし苦々しい不愉快な思いにとらわれたことだろうと思う。優れた作品の解説には、それなりの名文を選んでほしい。
このレビューは参考になりましたか?
24 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:ハードカバー
 歴史小説の魅力とは何か。それは書き手の力量によって、歴史の空白を埋め、「真実」を活写できる点にある。作者の描く利休像が正しいかどうか、見極める知識は私にはないが、審美眼に絶対の自信を持つ利休の生きざまが骨太に描かれている。
 作者の描く利休の姿は侘び、寂びの姿とは対極にある。小説の中には「艶(つや)」という表現が随所に登場する。
 秀吉と軍師・黒田官兵衛の対話に次のような対話が登場する。「おぬしは、あの男を、どう見るか」と尋ねる秀吉に、黒田官兵衛は利休の茶に「清らかな艶」が秘められていると見抜いた上で、こう話す。「侘び茶と称しながら、利休居士の茶はまるで枯れておりません。むしろ、うちになにか熱いものでも秘めておるような」
 章ごとに戦国武将や茶人、その妻や愛人などが入れ替わり登場し、それぞれの視点で利休を見つめる。家康は「この男は、稀代の騙(かた)り」と語り、細川ガラシャは「美におびえている」と直感する。
 小説は利休が秀吉から「死を賜る」場面から始まり、時代を遡りながら利休の「本質」に迫る。良質のミステリー小説でもある。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
ネオ利休 2010/10/30
形式:ハードカバー
今までも数多くの分析がなされ、文芸作品でも描かれた利休。
武士にも負けぬ気迫あふれる凄みある文化人としての利休の姿は魅力的。
茶道で天下と向き合ったそのパーソナリティを小説で堪能できるのがとてもいい。
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最近のカスタマーレビュー
利休の偉大さを、本書は小説という方法で最も表現している
利休を「茶の大家」という表現だけで済ますのは極めて惜しい。... 続きを読む
投稿日: 10時間前 投稿者: upwave
『緑釉の香合』の秘密を辿りながら...
利休『切腹』から、時を遡っていきます。
時間の流れを逆にして積み上げていくこともできただろう
と思います。... 続きを読む
投稿日: 28日前 投稿者: なんちゃって、お遍路くん
利休にたずねよ
利休が『上』から秀吉を見ている感じや、秀吉が、段々憎らしく感じてくる表現が秀逸です。... 続きを読む
投稿日: 1か月前 投稿者: yanok
久々に面白い小説を読んだ。
茶道って子供のときに祖母がやっていたのでたまに抹茶を飲んだ程度で、ほとんど知らないに... 続きを読む
投稿日: 2か月前 投稿者: tadaC
利休、そして茶道のイメージがガラッと変わった
ほのぼのとお茶を立てているじいさん、なぜか最後には秀吉に切腹させられたんだっけ?
くらいのイメージがことごとく覆される。... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: アロウ
美の冷酷さ
人を突き動かすもの...利休にとってそれはまさしく美であった。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: greenmimi3
うーん……
作者の力量はすごいと思う。
時間を遡行する時代小説を創作できる人なんて、そうはいないだろう。
しかし……。... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 犬村湾
エンターテイメント
山本兼一の「利休にたずねよ」を読了。利休の生涯を様々な関係人物とのその「関係」から浮かび上がらせる。その中には利休本人もいる。政治的に利用され、政治の渦の中で死ん... 続きを読む
投稿日: 10か月前 投稿者: hiraku
シンプルにして鮮烈
利休にたずねよ
シンプルにして鮮烈
まさに極小空間の美に迫る題材と同じくする価値観の文体、進行ににうなった(^^)
投稿日: 11か月前 投稿者: 個人蔵書整理OldGood21
豪胆な物語を彩る繊細な描写が魅力的
利休が人生を閉じる日に始まり、カメラが武将・茶人・僧等多くの登場人物の視点に切り替わりながら、利休の若かりし頃へと時を遡って行く。時計は逆戻りしているのに物語は前... 続きを読む
投稿日: 13か月前 投稿者: 想夫恋好
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