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利他性の経済学―支援が必然となる時代へ
 
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利他性の経済学―支援が必然となる時代へ [単行本]

舘岡 康雄
5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人も、企業も、国家も、もはや事故の利益を追求するだけで最大の利益をあげることはできない。

内容(「MARC」データベースより)

人も、企業も、国家も、もはや自己の利益を追求するだけで利益をあげることはできない。自身がすべてを支援し、自身がすべてから支援してもらうに至る道こそ、生き残りに通ずる道である-。理論と実践の両側面から支援を考察。

登録情報

  • 単行本: 292ページ
  • 出版社: 新曜社 (2006/04)
  • ISBN-10: 4788509903
  • ISBN-13: 978-4788509900
  • 発売日: 2006/04
  • 商品の寸法: 19 x 13.6 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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組織論の本 2006/5/8
By SEPTXIV
形式:単行本
 非常に興味深い本でした。
 「利他性」というと“ボランティア”とか“慈善”とか言う言葉を連想してしまいがちですが、著者の言う「利他性」はそうした考え方とは一線を画すものでした。そういう旧来の視点からすれば、ここで論じられている「利他性」は“組織の柔らかさ”、“組織の柔軟性”と解釈すべきでしょう。しかし、この本を読み終えれば、そうした旧来の考え方自体を変更しなければならないことに気づくはずです。
 一時期のITブームの折、“機械化によってブルーカラーの生産性は向上した。これからはホワイトカラーの生産性である”と言われていました。確かに、このamazonのようなネットビジネスの出現やデータベースの高度化によって、ホワイトカラーの生産性はある程度は向上しました。ですが、本当にクリエイティブな部分での生産性は、ITで向上したとは言いがたいものがあります。
 本書を読んで、このクリエイティブな部分での生産性向上を実現するための答えのひとつが「利他性」なのかなと思いました。利他性が実現する組織のフレキシビリティが、ホワイトカラーの生産性向上に貢献することが、非常に広い視野のなかで緻密に論じられていました。
 これは、産業・組織心理学での「組織市民行動」という考え方、世界銀行のプロジェクトで注目を集めている「社会関係資本」あるいは「ソーシャルキャピタル」、一時期IBM(米)が取り組んでいた(SNSでエンターテイメント化された)「ソーシャルネットワーク分析」、もしくはピーター・M・センゲの「学習する組織」といった概念などと重なる部分のある、組織マネジメントの新しい“パラダイム”と理解すべきと思われます。
 組織論等の研究者はもちろん、ホワイトカラーの生産性向上を目指す実務家にも、新しい視点を提示してくれる好著でした。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 いま私たちを取り巻く世界環境を想う時、「でも、現状突破を困難している要因は、案外自分自身の思い込みの結果かも?」と気づかされることも多々あります。

 『利他性の経済学』も、目からウロコの経済世界観が語られています。同書のメッセージに、従来の発想と行動からの転換を実行しようという“勇気”が鼓舞されます。その先の世界観を裏付けてくれる理論と数々の実例の妙は読み応えがありました。

 舘岡氏は、新しい時代の扉を開いていく“言葉”を、利他性を内包する「支援」としました。管理・コントロール的「リザルトパラダイム」経営から、相手との変化や違いという“関係”を“支援”することで、より大きな全体利益を生み出すことになる「プロセスパラダイム」経営への移行です。

 さらに、舘岡氏は、時代の方向性を、リザルト社会(結果・単体問題・過去・管理組織・★能力を磨く)からプロセス社会(過程・関係問題・現在・支援組織・★利他性を磨く)、そしてコーズ社会(原因・多体問題・未来・調和組織・★天分を磨く)に進化していくだろうと展望しています。

 コーズ社会に向かうパラダイムの内容理解は、第4章「支援の本質」の理解度に比例するように思いました。この第4章の内容はとても興味深く、未来学としても圧巻でした!

 ◆空間と時間の「本当」の関係/◆新世紀の知恵/◆二元論超克への道

人はなぜ生まれてきたのか? という問いへの応えとも交錯し、人としての誇り・自信の再認識、人が生きていく目的ともいえる“本当の健康・楽しさ”についての洞察が示唆されています。あたかも哲学書を読んでいるかのような、すがすがしい人間的“納得”の境地に至る充実感を味わえました。
このレビューは参考になりましたか?
10 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
この本を読んで、将に「21世紀は支援の時代だ」と認識しました。経済書であり哲学書でもある。「管理から支援へ」時代の流れが良く判り、注釈まで全部読んだ本は初めてです。企業経営者は勿論のこと組織のリーダーにとって必読の書であると思いました。二回は読みたくなる本です。
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