本書はそのままずばり山岳写真に関しての本だ。タイトルは山岳写真塾となっているが、内容は基本的に初心者向けになっている。掲載されている写真はどれもきれいで、それをみているだけで「山に行って写真を撮りたい!」と思ってしまう。肝心の内容についてですが、『塾』というタイトルが付いている割にはあまりにも情報が薄い。前半はアルプスのいくつかの山々での撮影について載っており、これからそれらの山に行くという人には少し情報は得られるかもしれない。撮影についてはシチュエーション別の撮影のポイントのようなページが少々。幾人かのカメラマンの装備についてのページは面白い企画だけれども、カメラとその周辺機器の紹介だけにとどまり、ザックやそのほかのものが何も紹介されていなかったので少々面白み半減。もう少し撮影に行くさいの小物や撮影機材とは関係なくとも便利に使っている道具なんかも載せてもらえると面白かったかもしれない。
カメラマンの紹介といったページ等は不要かも。撮影を依頼するような立場であるのならば、役に立つかもしれないけれども、一般の人にはずらりと並ぶカメラマンのプロフィールを読んでも面白くもなんともない。
データーの保存や、デジタル現像等についての章もありますが、それらについては他の書籍など、専門的に書いてある書籍のほうがもっと情報を得られるわけですし、本書にわざわざ載せることはなかったのではないかと思います。
『塾』という文字がタイトルに入っているのならば、もっと撮影技術やノウハウ、(カメラだけではなくそのほか、山岳写真ならではの装備)などを載せてもらえるとよかったかもしれない。
ちょっと中途半端な内容の書籍でした。