アニメ『海月姫』は、制作に関わる人たちがみな作品に愛情を持っていて、見た人が幸せな気分になることを願って作られている。このガイドブックはあらゆる方向からその舞台裏を記録したものだ。これを読んでからアニメを見ると倍楽しめて、原作マンガも違って見えてくる。私は先にマンガを読んで、最新刊(8巻)がすごく面白かったのでアニメを見た。そしてオープニングの映画名場面のパロディの連続にやられてしまった。全11話を一気に見て、もっと知りたくなってこの本にたどりついた。読んでますますこの作品が好きになった。
ガイドブックは、原作者の東村アキコさん一万字インタビューに始まり、監督、キャスト、スタッフへの丁寧なインタビューはもちろん、蜷川実花さん撮影による花澤香菜さん@月海ちゃんの「アフター月海」バージョン写真グラビアが巻頭を飾るという豪華さだ。写真撮影ルポまんが描き下ろしつき。新江ノ島水族館監修のフルカラー海月図鑑も忘れてはいけない。下妻物語で有名なBABYのスタッフが海月姫のドレスを作ったレポも見逃せない。
アニメ終了後の原作『海月姫』は、さらに加速したように見える。絵がすっきりして話がもっと動き始めた。アパレルに関わるエピソードの現実感が増した。アニメ『海月姫』が東村さんに新しいパワーを与えたんじゃないだろうか。この勢いで第二期が制作されることを期待したい。