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ロングインタビューにおいて、北村薫は言う。「これは偶然なのですが、でも自分の深層心理としてはそうなのだろうと感じます。やはり『スキップ』の真理子は、『秋の花』の真理子が蘇ったと考えたいですね」北村薫もそう感じていたと知り、それだけでこの本を買った甲斐があったと思った。私はずっと密かにそうであればいいなと思っていたのだ。そうでなければ、真理子さんが17才から42歳にスキップしてもう帰れないという残酷な処置の理由が見つからない。
北村薫の全てを知るわけにはいかないが、多くを知ろうとするには必読の本である。
殊に、8頁にわたる北村氏へのロングインタビューは読み応えがありました。
「秋の花」で命を落とした高校生・真理子と「スキップ」の主人公である中年女性・真理子の連関性など、大変興味深く読みました。
しかし「私と円紫さん」のシリーズの再開を待ち望んでいる私にとって、このインタビューの中での北村氏の「(このシリーズは)今は、なぜか書きたくないのだね、うん」というとても素っ気ない返事は、実に残酷です。創作者としては単なる作家活動の執筆予定を口にしただけでしかないのでしょうが、私をはじめとする熱烈なファンの心を大いに傷つける発言であるということをもっと知って欲しいものです。(かといってミザリーみたいなことしませんからご安心を、北村先生。)
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