前版から7年ぶりという順調な改訂版です。
ご存知のとおり、この間、労働法は著しい変化を
経ていますので、まさに待望といえます。
判例数は、新判例が20件ほど入ったにもかかわらず、
133件から120件に絞り込まれました。個人的には、
はしがきにもある、“百に近づけるために厳選した”
という方針に心から賛同します。
賛否あるでしょうが、数を誇るのであれば、
評釈集ではない純粋な判例集を作るべきであり、
百選に求めるべきではないからです。
学習の的が絞りにくくなります。
解説も、学習資料として有益といえます。
一貫した説明はテキストで身につけるので、
多様な人が説明しているのも悪くはありません。
なお、評者は前版からほとんど交代しています。
近時、『インデックス』や『200』なども出ましたが、
相対的にいって、こと労働法に関しては、
百選がいまだ一番でしょう。