吉川晃司が震災後の日本にどのように立ち向かっているかを知ることができる良書です。
おおまかな内容は、
・ボランティアとして出向いた石巻での話
・被災地復興の義援金を集めるためのCOMPLEXチャリティーライブを行うまでの決意と道のり
・「日本一心」の言葉を創った書道家紫舟氏や、反原発の第一人者である京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏との対談
・吉川がこれまでに交流のあった人物との思い出話(川村カオリ、尾崎豊、布袋寅泰、アベフトシetc)
・デビュー前やデビュー後のあれこれ話
などです。
ボランティア活動には「偽善だ」などの声もあるようですが、吉川がひとりの男として被災地の現状にどれほどショックを受け、真剣に復興支援に立ち向かっているかが痛いほど良くわかります。
また、デビューからのディスコグラフィーやバイオグラフィーも掲載されていて、「吉川晃司入門書」としても最適だと思います。
口絵のカラー写真も充実していて、ビジュアル的にも楽しめます。
なお、私は「吉川に首ったけの大ファン」ではありませんから、吉川の作品を何でもかんでも手放しにお勧めすることはありません。
その上で書かせていただくと、この本は吉川ファンはもちろん買いの一冊ですが、特段ファンでない方でも大震災後の日本のあり方を憂慮している日本人であれば十分に読む価値のある本だと断言します。
必ず感じるものがあるはずです。