心電図はいくら理論が身についたところで、実際に読まないと一定以上のレベルアップは難しいものです。とは言え、なかなか現場で「WPW症候群を伴うAF」や「低CaによるQT延長」や「ジギタリス中毒によるMAT」にはお目にかかれませんし、教科書でひとつの例を見たところで実際の現場で判断できるとは限りません。
この本はそれなりにまれなケースも含みつつ、手応えのある200例をひたすら読んでいくという形式です。解説は以外に丁寧な上にポイントを絞っているためどんどん読めます。また、忘れた頃に同じような症例が出てくるため反復の学習効果もあります。洋書の訳本にありがちな不自然さもありませんし、比較的安い(3200円)ので他の同じような本よりオススメです。
1冊読み終わったあとは1枚の12誘導に対する認識がガラリと変わり、深読みが楽しくなります。
循環器や救急志望ならぜひ読んでおくべき!